昭和寅次郎の昭和レトロブログ

昭和を知らない世代による昭和レトロ、昭和芸能のブログです!

「モテ」気にしすぎの現代社会に聴きたい「カッコマン・ブギ」

 

「ブギの女王」の次はダウン・タウン・ブギウギ・バンド(笑)

 

前回は「ブギの女王」こと笠置シヅ子さんを

モデルとした朝ドラが10月から

放送されることに合わせて

「私の好きな笠置シヅ子ソング」と題した

記事を書きましたが今回は"ブギ"つながりで

タイトルに「ブギ」がつく曲を紹介します

ダウン・タウン・ブギウギ・バンド

「カッコマン・ブギ」(1975年)です

 

 

 

ジャケット写真を見ていただければ

お分かりかと思いますがあの大ヒット曲

港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」は

もともと「カッコマン・ブギ」のB面曲だったのです

 

なお「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」については

過去に記事を書いています

 

B面になったのはおそらく宇崎竜童さんの

奥さまである阿木燿子さんの作詞家としての

デビュー作だからいきなりA面を任せるのは

荷が重いのではないのかという配慮があったのでは?

と想像しますが実際のところはわかりません

 

shouwatorajirou.com

 

今回はA面の「カッコマン・ブギ」を取り上げます

 

歌詞を見てみる

 

それではどんな歌か見てみましょう

作詞が奥山侊伸さん(阿木燿子さんではない!)

作曲は宇崎竜童さんです

 

銀座・原宿・六本木

バギートップにヒップボーン

(カッコマン)になりたくて

(カッコマン)になりきれない

(カッコマン)になりきらなきゃ

それが悩みの種ジャン

 

アフロヘアーに ラメラメ・シャツ

ロンドン・ブーツに スリ-ピース

リングにピアスにペンダント

何をこしゃくなシマシマパンツ

(カッコマン)になりたくて

(カッコマン)になりきれない

(カッコマン)になりきらなきゃ

それが悩みの種ジャン

カッカッカッカッ カッコマン

 

からっぽ みてくれ 上っ面

ごまかし まやかし ワイワイワイ

(カッコマン)になりたくて

(カッコマン)になりきれない

(カッコマン)になりきらなきゃ

それが悩みの種ジャン

 

ナウなヤングにゃディスコティック

ジルバにツイストブギウギ

春夏秋冬 朝から晩まで

ファッション・ブックと

にらめっこ

(カッコマン)になりたくて

(カッコマン)になりきれない

(カッコマン)になりきらなきゃ

それが悩みの種ジャン

カッカッカッカッ カッコマン

夢みるは 憧れのカッコマン

 

楽曲はこちらです

 


www.youtube.com

 

ノリノリなロックサウンドがいいですねぇ

 

歌詞には「ナウなヤング」ですとか

昭和っぽさを感じる言葉がありますが

内容はまったく古びていないと思います

 

この曲から感じること(モテ努力について)

 

今年は「異次元の少子化対策」という

何とも大仰な政策が掲げられ

少子化や未婚者増加の問題が

盛んにメディアで報道されました

 

こうした報道を期にモテない男性は

モテる努力をしろ!などと言う文言を

目にすることが多くなりました

 

勉強やスポーツや仕事など

努力したい分野は人それぞれだと思いますし

「モテ」を重視する割には

芸能人の不倫には厳しかったりと

結婚後は一途なことを求められ

何だか変な感じがするのは

私だけでしょうか?

 

モテる人は自分をさらに磨けばいいでしょうが

モテない人が必死に努力したところで

お金も時間もかかりますし

それよりも自分のいいところを

伸ばすことの方が建設的だと思うのです

 

格好を気にしすぎる社会が加速している

 

私も学校時代には年頃でしたから

自分はモテないなぁなんて

思い悩んだりしましたが

大人になってからもそのようなことを

考えるのはまぁ人の自由ですが

私としては少し幼稚ではないか?

上っ面だけ良ければいいのか?と思いますし

「高スペック男性」「弱者男性」「非モテ」だの

大人の男性にも序列のようなものができて

スクールカーストみたいなことが

生涯ついて回るのかと思うと

学校時代にカースト最下層にいた私からすると

せっかく「この支配からの卒業」をしたのに

まだ続くの?とうんざりします

 

歌詞の

 

からっぽ みてくれ 上っ面

ごまかし まやかし ワイワイワイ

 

の部分は格好を気にしすぎる人たちを

強烈に皮肉っていますね(笑)

 

また自分の学校時代を思い出しますね

ノリが軽くて面白いことが重要視され

真面目に勉強していて大人しい人は

「暗い」とか「真面目」とバカにされ

飲み会ではしゃぐ同級生を見ては

「これは根っからの明るさじゃないな」

「本物の明るさじゃないな」と

私は冷ややかな目で見ていました

もう10年以上前のことですけどね

 

ということを書いているうちに

この曲は発売当初よりも

見た目重視、ルッキズムが進んでいる

現代の日本社会の方が響くのでは?と思います

 

大事なのはだれを好きになるかでは?

 

私は不特定多数の人からモテることを目指すより

だれを好きになってそこから

どうしたらその人と結ばれるか

その人のために尽くしたい!

と考えることの方が重要だと思います

 

結論(このバンドさんは上っ面のカッコマンではない)

 

ただしダウン・タウン・ブギウギ・バンド

みなさんや宇崎竜童さんや楽曲は

ただのカッコマンではなく

本当にカッコいいと思います!

 

ロックンロールはカッコいいです!

 

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