昭和寅次郎の昭和レトロブログ

昭和を知らない世代による昭和レトロ、昭和芸能のブログです!

突然すぎた八代亜紀さんの訃報と近年の活動や多彩な才能などについて

 

八代亜紀さんの突然の訃報に凍り付いた!

 

先日、演歌歌手の八代亜紀さんの訃報が

入ってきて、私は凍り付いてしまいました

 

www3.nhk.or.jp

上の記事では同じ熊本県出身の演歌歌手で

私が大のファンである石川さゆりさんの

コメントも載っています

 

演歌界全体にも悲しみが広がっているはず…

 

また芸名の「代」を拝借した

同じく演歌歌手の伍代夏子さんも

1月と3月にジョイントコンサートを

行う予定だったそうで

ショックが大きいようです

 

www.chunichi.co.jp

 

伍代夏子さんはデビューしても

不運に見舞われたりしてなかなか売れなくて

芸名を何度も変えて「伍代夏子」名義で

ようやく売れて紅白にも出場できて

有線大賞も受賞して、八代さんはそんな伍代さんの

ブレイクを喜んでくださった一人で

伍代さんがデビュー40周年を迎えたときに

TVで温かいお祝いのビデオメッセージを

送っていたのが今でも忘れられません

 

昨年末に演歌の番組で伍代さんは

坂本冬美さんと一緒に

来年は八代さんが戻ってきてくれると

いいね~なんてお話されていて

私自身も復帰を待っていたので

訃報が入っていたときはまさか…

という気持ちが大きかったです

 

伍代さんにとってもショックでしょうし

演歌界全体に悲しみが広がっていることでしょう

 

昨年は徹子の部屋で元気な姿を見せていた

 

昨年出演した徹子の部屋で元気そうな姿を

見せていて、パリ公演が成功したことを

嬉しそうに徹子さんに報告されていて

また絵を描くのが趣味の八代さんは

シルヴィ・バルタンの絵を披露されていました

 

また、いまの自分は声の状態がすごくいい

ともお話しされていました

 

演歌歌手もついにヨーロッパ公演できるように

なったのかぁ、声の状態もいいとのことで

これから世界に羽ばたいていかれるのかなぁ?

石川さゆりさんや坂本冬美さんなど

後輩の方にも道を切り開いてくださるのかなぁ

なんて嬉しく番組を見ていました

 

ところが昨年の後半に活動休止のニュースが

入ってきて、もう旅立たれてしまうなんて…

 

もうただただ悲しい

それしか言葉が出てきません

 

八代さんのパリ公演の詳細は

以下のサイトをご覧ください

 

spice.eplus.jp

いやぁこのパリ公演見たいんですよね~

 

過去にはニューヨーク公演を行ったことがありました

こちらがダイジェスト映像です

 


www.youtube.com

 

ジャジーなコンサートで

とてもいい雰囲気ですね

私が昨年参加した石川さゆりさんの

アコースティックコンサートを思い出します

 

3.11の際には被災地に畳を贈ったことも

 

あの東日本大震災の際には

地元・熊本の特産品である

畳を送ったこともありました

 

www.fnn.jp

元日に起こった能登地震の被災地にも

ご存命だったら何かされていたでしょうね

 

また自身が絵画を描くアトリエの地としていた

箱根の親善大使にもなっていました

 

www.town.hakone.kanagawa.jp

 

このようにさまざまな顔をもち

さまざまな活動をされていたんですね~

 

絵の上手さにもビックリしてしまいますよね

それもちょっと片手間で上手いね~

という感じではなくてもうプロの画家さんみたいで

 

忘れてはならない/忘れられない歌手としての顔

 

そして決して忘れてはならない

また忘れられることはないであろう

歌手としての八代さんに触れます

 

「舟唄」と「雨の慕情」は

永遠のスタンダードナンバーだと思います

 

よく演歌は滅びるという方がいますが

確かに新しい曲の中からヒットは

出なくなるかもしれませんが

よくできた過去の名曲は色褪せず

歌い継がれていくと思います

滅びることはないでしょう

 

「雨の慕情」はヒットした当時

八代さん考案のあの振り付けが

子どもたちにも真似されるほど

世代を超えるヒットになったと聞きます

 

近年は音楽の好みが世代間でバラバラで

世代を超えて幅広く知られるヒット曲が出ない

そんな時代になったことを考えると

なんだかとても寂しい気持ちになります

 

「舟唄」を聴くとあの方が浮かぶ

 

さてここから代表曲「舟唄」の話をして

この記事を締めようかなと思います

 

この歌は一人で酒を飲みに来た

孤独な男の歌なのですが

この男性にどんな恋があったのか

背景が語られず謎めいていて

想像の余地があるのが

すごくいい歌詞なのですよね

 

お酒はぬるめの燗がいい

肴はあぶった イカでいい

女は無口なひとがいい

灯りはぼんやり灯りゃいい

 

出だしは「~でいい」と続き

あまり欲深くない感じがいいですね

韻を踏んでいるのもいいです

 

そして有名なサビ

 

しみじみ飲めば しみじみと

想い出だけが 行き過ぎる

涙がポロリと こぼれたら 

歌い出すのさ 舟唄を

 

歌詞のようにしみじみと聴き入ってしまいます

 

その後の歌詞も「~でいい」が続き

2番のサビは

 

ほろほろ飲めばほろほろと

心がすすり泣いている

あの頃あの娘を思ったら

歌い出すのさ 舟唄を

 

そして最後

 

ぽつぽつ飲めば ぽつぽつと

未練が胸に 舞い戻る

夜更けて さびしくなったら

歌い出すのさ 舟唄を

 

この「ほろほろ飲めば」とか

ぽつぽつ飲めば」など

普通では使わない表現がいいですよね

 

こういった試みは詩や小説でしか

できないことなので

これぞ歌詞!という感じがして好きです

 

それから一人の女性を想いながら

お酒を飲んでいる男性は

私のイメージではこの方なんですよね

 

(映画「駅 STATION」より。高倉健さんと倍賞千恵子さん)

 

映画「駅 STATION」は「舟唄」が効果的に使われていて

どうしても健さんが思い浮かんでしまうんです

 

一人黙って女性を想いながら

しみじみ飲んでいても

健さんは画になりそうですよね

 

というわけで最後に「舟唄」を貼って

この記事を締めたいと思うのですが

八代亜紀さんの歌で有名ではないのですが

いまの時代に響くのでは?

とこのブログで取り上げようと思って

タイミングを見計らっている曲が

あるのですがいずれ紹介したいと思います

 

隠れた名曲という感じですね

 

それでは舟唄を貼って終わります

 

八代亜紀さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます

 


www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

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