昭和寅次郎の昭和レトロブログ

昭和を知らない世代による昭和レトロ、昭和芸能のブログです!

美人ぞろい!昭和末期デビューの女性演歌歌手②伍代夏子(後編)

 

それでは「美人ぞろい!昭和末期デビューの演歌歌手」

シリーズの伍代夏子さん編の後編に入ります

 

前編からの続きです

 

shouwatorajirou.com

 

演歌歌手・伍代夏子さんの魅力(歌手として)

 

 

 

生粋の演歌ッ子

 

まず歌手としての伍代さんの魅力は

生粋の演歌ッ子」というところでしょうか

 

何しろ少女時代から根っからの演歌好きで

演歌以外の歌で鳥肌が立ったことがない

というほどですから!

 

石川さゆりさんは「X-Cross-」シリーズというアルバムで

若手の歌手とコラボレーションして

さまざまなジャンルを取り入れて

演歌に留まらない活動をされています

 

坂本冬美さんも「Love Songs」シリーズという

カバーアルバムがヒットして

特に「また君に恋してる」(2009年)は

自身の代表的な作品になるほどのヒットを記録して

ポップスやフォークなど多彩なジャンルを歌い

演歌では聴くことのなかった

新しい魅力的な歌声を聴かせてくれましたよね

 

ほかの歌手の方も

演歌以外のジャンルも歌っている方が多いです

 

しかし伍代さんはカバー曲を出しても

それが全部演歌なのです!

 

徹底して「演歌道」をひた走る

でもそれでいてBSの演歌番組などでは

ポップスもサラリと歌ってみせたり

長山洋子さんとピンクレディー

「UFO」(1977年)を踊りながら

ちょこっと歌って見せたりと

ポップスもやろうと思えばできるけれど

敢えてやらないその一貫した姿勢はすごいです

 

参照サイト:

伍代夏子、波乱万丈の芸能活動40年 デビューからの軌跡といっそう深まる演歌への想い | ORICON NEWS

 

 

ファルセットを駆使した柔らかな歌声

 

伍代夏子さんの歌唱の特徴は

ファルセットを駆使した柔らかな歌声だと思います

あまり力で押すタイプではないですね

とてもキレイなお声だと思います

 

ご本人が気品溢れる美貌の持ち主なので

伍代さんの風貌に合っていて

とてもいいと思います

 

私が特に好きなのは「恋ざんげ」なのですが

「シュルル~♪」というフレーズがとても印象的で

この曲でもファルセットを使っていますね

こぶしで力強い声量で圧倒しないので

聴いていてとても落ち着くタイプの

しっとりした演歌だなぁという印象を持っています

 

伍代さん自身は特に美空ひばりさんを

敬愛されているようなのですが

確かに低音や節回しにはひばりさんっぽさを

感じさせる部分もときどきあります

 

しかし高音部分をファルセットで

柔かに歌い上げる歌唱は

島倉千代子さんに近いものを感じさせます

 

ひばりさんっぽさとお千代さんっぽさ

その両方の要素があるためか

伍代さんは初めから落ち着いた大人の女性

という感じの歌声をされていますね

 

 


www.youtube.com

 

 

演歌歌手・伍代夏子さんの魅力(女性として)

 

 

圧倒的な気品あふれる美貌!

 

次に伍代夏子さんの女性としての魅力は

何といっても圧倒的なその美しさ

 

昨年デビュー40周年の記念で

BSの歌番組に出演された際に

番組の男性司会者の方が

「こうして伍代さんに見つめられると

ドキドキしてしょうがないのですが」

などと発言される場面がありました

 

写真やテレビ越しに見てもお美しいのに

生で拝見したらそんなにすごいのか!

と私は実際にお会いしたくなりました

(できないと思いますが)

 

その和風美人ぶりで伍代さんは

きもの着付け教室を展開する会社さんの

社外役員に抜擢されたほどです

 

prtimes.jp

社会活動に献身する歌手以外の生き方もステキ

 

旦那さんの杉良太郎さんとともに

特殊詐欺撲滅の啓発活動や

自身の経験から肝炎の検査を呼び掛けたり

といった社会活動も信念が感じられて

しかも長年続けていらしているのが

尊敬せずにはいられませんね

 

苦労人ゆえの?達観した考えに脱帽

 

伍代さんは何度も改名を繰り返し

キャンペーンなどでヤジを飛ばされたり

ストレスで円形脱毛症になったりもして

売れるまでにも売れてからも

病気などで苦労の多い人生を歩まれましたが

40周年記念曲「人生にありがとう」(2022年)を

発表してBSの歌番組で披露するたび

話された言葉が胸に深く突き刺さりました

 

その言葉とはどのようなものかというと

「人生にありがとう」という曲には

これまで出会った人、いい人も嫌だった人も

そうした人々のおかげでいまの私がいるので

その人たちへの感謝の気持ちが込められている

そのような曲だと仰ったのです!

 

いい人ならわかりますが嫌な思いをした人にまで

感謝しているというどこか達観したような

悟りの境地に入っているかのようなこの言葉に

私は深い感銘を受けました

そこまで人間性が優れている方なのかと

私はますます伍代さんが好きになりました

 

私は嫌な人にも感謝できるほどの

広い心を持っていません

どうしたら伍代さんのような境地に

達することができるのでしょうね

 

 

それでは昭和末期デビューの女性演歌歌手シリーズ

第2弾はこれにて終わりです

 

最後に伍代さんのすばらしい人間性

さらに知ることのできた曲

「人生にありがとう」の動画を貼って

締めくくります

 

私は伍代さんにありがとうと言いたいです!

 


www.youtube.com