昭和寅次郎の昭和レトロブログ

昭和を知らない世代による昭和レトロ、昭和芸能のブログです!

悩める友人を心配する心優しい人の歌!南沙織さん「木枯らしの精」

 

3年ぶりに木枯らし1号が吹いた!

 

近頃急激に冷え込んできたと思ったら

木枯らし1号が3年ぶりに吹いたんですね!

 

 

近年は秋も暑くて今年もつい最近まで

日中は汗ばむ陽気でしたが

急に冬がやってきましたね…

ほとんど秋を感じられないままに

 

やはり夏と冬の二季の時代になったんですね

 

news.ntv.co.jp

でも冬入りの風物だった

木枯らしが久しぶりに吹いたとは

何だか安心しますね

今年は何だか季節ですとか

花の咲く時期ですとか

いろいろと狂っていましたから

 

南沙織さんの「木枯らしの精」

 

そんな木枯らしが吹いて

枯葉が舞う季節にピッタリな曲を

今回は取り上げます

南沙織さんの「木枯らしの精」(1977年)です!

 


ようやくシンシア(南沙織さんの愛称)

を取り上げることができました!

 

ずっと沙織さんネタを書きたいと

思い続けてきたのですが

やっとチャンスが来ました!

嬉しいです!

 

ではどんな歌か早速歌詞を見てみましょう

 

歌詞を見てみる

 

落葉 舞い散る公園通りで

すれ違ったあなた

北風に長い髪散らし

うつむきかげんに急ぎ足

 

なんだか 声もかけられなくて

寂しそうだったあなた

うれいがかった瞳が

木枯らしと泣いていた

きっと あの人を 想い出にできなくて

行くあてもなく 歩いていたのね

話してしまえば 心が軽くなるから

いつでも 私にふりむいて下さい

 

寒さ知らずの私だけど

ちょぴり体がふるえる

こんな赤い夕陽

いつか見た気がして

あなたの背中に重なる

むじゃきな私の影

恋の悲しみは 消えてしまうものよ

 

話してしまえば 心が軽くなるから

いつでも 私に ふりむいて下さい

 

南沙織さんは沖縄出身で

夏や海の歌が多いイメージがありますが

こういう歌もあるんです

 

落ち葉」「北風」「木枯らし

といった言葉が入っていて

そして寂しげな内容の歌詞

秋の歌というとイメージするのは

こういったタイプなのですが

こういう歌はいまの秋の気候には

しっくり来ないんですよね…

 

失恋した友人に向けられた歌だけど…

 

落葉 舞い散る公園通りで

すれ違ったあなた

北風に長い髪散らし

うつむきかげんに急ぎ足

 

という歌い出しを読む限り

「あなた」とは女性のことと思われます

 

あ!でも「長い髪」だからといって

女性と決めつけるのはNGでしょうか?

 

ごめんなさい

性別は決めつけずとりあえず

「友人」ということにしましょう

 

そのあとその友人は

声もかけられないほど

落ち込んで泣いていたりして

歌の主人公は友人に対し

 

恋の悲しみは 消えてしまうものよ

 

と言っていて友人は失恋したのだと

わかります

 

そうだよね~失恋ってつらいよね~

という内容を秋の寂しい風景と

重ね合わせたアイドルソングとして

普通は流されてしまうでしょう

でも私は主人公が友人に

 

話してしまえば 心が軽くなるから

いつでも 私に ふりむいて下さい

 

と声を掛けているフレーズを読むと

深刻なことを考えてしまうのです

 

(この歌の主人公のように友人を心配してそうな?表情の南沙織さん)

 

友人など近しい人にほど悩みを打ち明けられない

 

私もそうでしたが近しい人

特に友人には悩みを打ち明けられない

そんな風潮が学校時代にありました

 

打ち明けると「暗いやつ」と

敬遠されるような空気感が学校にはありました

 

悩みに限らずシリアスな話題を

出すこと自体が嫌がられました

 

私の世代では表面的に「軽くて明るい」

キャラであることが望ましかったのです

 

現代の子どもたちも苦しんでいるようです

いまの学校現場も居心地のいい場所では

なさそうです

 

news.yahoo.co.jp

昭和の時代は長いので

昭和はどうだったとか

軽々しく断定するのは難しいですが

「近しい人に悩みを相談できない」

というのは日本特有のもののようです

 

yogajournal.jp

上の記事ではその理由を日本には「恥の文化」が

あるからだと書かれています

 

「恥の文化」だから人に弱みを見せることは

格好悪いといった心理が働くようです

 

でも学校の先生も会社の人も頼りになるか?

 

これは私だけの経験かもしれませんが

高校のときにスクールカースト

女子生徒から「キモイ」と言われることを

相談してもその苦しさが先生には

理解できなかったのか

先生のアドバイスは役に立ちませんでした

 

社会に出てからも私の場合は

悩みを打ち明けても解決しませんでした

 

上司のパワハラで悩んでいるときに

上司よりさらに上の立場の人に相談したところ

「あの人(上司)はああいう人だから

仕方ない。あなたが合わせなさい」

と言われました

 

世の中全般も職場の悩みは

相談しても解決しないことが多いようです

 

president.jp

上の記事では社内の相談窓口に悩みを相談しても

問題は「解決しなかった」が47.1%だったという

調査結果が書かれています

実に約半数です!

 

でも会社内部に窓口を設置したところで

こうなるのはわかります

三権分立が成立した歴史を考えると

外部に相談機関を設けるべきだと思います

 

www.homemate-research-public.com

 

悩みを聞いてくれる人がいたら絶対に大切にしたい!

 

このような世の中なので

南沙織さん「木枯らしの精」の

主人公のように

 

話してしまえば 心が軽くなるから

いつでも 私に ふりむいて下さい

 

なんていう心優しい人がいたら

私は絶対に大切にしたいですね

これだけは確かです

悩みを抱え込むのは良くないでしょう

 

おっと!しまった!

肝心の楽曲を貼っていなかったですね(汗)

 

楽曲を聞いてみる

 


www.youtube.com

 

ステキな歌ですね

寂しげな内容の歌詞なのに

友人のことを心から心配している

主人公の優しさが曲調にも滲み出ていて

聴く側もその優しさに包み込まれるような

そんな感覚に陥ってしまいます

 

ちなみに作詞・作曲を手掛けたのは

シンガーソングライターの丸山圭子さん

 

それにしても南沙織さんの大人っぽさよ!

 

この曲の発売時は23歳ですが

もっと上に見えます

どうして昔の芸能人は

大人っぽく見える方が多いんでしょうね

百恵さん然り

 

(窓際で陽を浴びる南沙織さん)

 

というところでそろそろこの記事を

締めくくりたいのですが

ただの失恋ソングから深刻な内容に

だいぶ話が飛躍してしまってスミマセン…

 

私の場合こういう飛躍する記事が

多い気がするのですが

感じたこと、思ったことをそのまま

綴りたいのです

 

それでは今日はこの辺で

さよなら、さよなら、さよなら

 

 

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