- 谷村新司さんの訃報を受けて緊急投稿!
- 傷心の旅に出る女性の心情を歌った悲しい歌
- 旅行のキャンペーンになぜこの歌が採用された?
- 初めから「いい日旅立ち」のタイトルありきだった
- 百恵さんのキャラクターに寄せて曲を書いた?
- アイドルがこのような曲を歌っていたことに衝撃
- 編曲を担当した川口真さんのすばらしい仕事
谷村新司さんの訃報を受けて緊急投稿!
去る10月16日にフォークグループの
アリスのメンバーとして
またシンガーソングライターとしても活躍された
谷村新司さんの訃報が入ってきました
また昭和が遠くなりますねぇ…
寂しいです(泣)
私はアリスのCDを持っていますが
それは私の永遠のアイドルに
すばらしい楽曲を作ってくださったから
という動機から購入しまして
楽曲は一応知ってはいるのですが
アリスについて深くは知らず研究途上です
(おい!アリスへの思いは大きくないのかい笑)
私の永遠のアイドルの楽曲とは
もちろんこの曲です
この曲はもう百恵ちゃんのアイドルソング
というのを超えてしまって
いまや日本歌謡史を代表する名曲ですよね
今回を突然の訃報を受けて
「いい日旅立ち」のすごさや
この曲について昭和を知らない世代の
私が思うことを書いていきます
傷心の旅に出る女性の心情を歌った悲しい歌
この曲は国鉄の旅行誘致キャンペーンソング
として1978年に発売されて大ヒットし
卒業式や結婚式でも歌われるようになったそうですが
「そんな前向きな曲ではありません」
という主旨の発言をされたと
wikipediaに書かれていますが
まさにその通りの歌詞なのです
雪解け間近の北の空に向かい
過ぎ去りし日々の夢を叫ぶ時
帰らぬ人達 熱い胸をよぎる
せめて今日から一人きり 旅に出る
「過ぎ去りし日々」や「帰らぬ人達」
などとこの歌の主人公の目線は
過去に向いています
しかも「帰らぬ人達」が「熱い胸をよぎる」
とはだれか大切な人を亡くしたことで
主人公は胸を痛めていると思われます
そしてそんな悲しみや心の痛みを
忘れようとたったひとりで傷心の旅に出る
そのような内容に思えます
結婚式や卒業式で歌われることに
谷村さんが反発するのもわかりますよね
そしてあまりに有名なサビ
あゝ日本のどこかに
私を待ってる人がいる
いい日 旅立ち 夕焼けをさがしに
母の背中できいた歌を道連れに…
最初は希望が感じられますが
ここでも「夕焼け」を探す旅だなんて
何だか寂しい感じがしますよね
これは母が亡くなっていて
母が歌っていた歌と夕焼けが
何か関係しているのかもしれません
そして最後の「…」にはたくさんの
思いが込められていると思います
「…」はメロディーに乗るわけでもないのに
わざわざついているというのは
谷村さんの意図があってついているはずです
そしてその後の歌詞も
あゝ日本のどこかに
私を待ってる人がいる
の部分以外は寂しいトーンです
旅行のキャンペーンになぜこの歌が採用された?
どうしてこのような内容の歌が
国鉄の旅行誘致キャンペーンソングに
採用されたのでしょうか
今年亡くなられた坂本龍一さんは
JR西日本に苦言を呈したそうです
「いい日旅立ち」は名曲だとは思いますが
通常はワクワクしながら行く旅行にこの曲は
どうなのだろう?という疑問が出るのは
ごくごく自然な反応だと思いますし
谷村さんがどのような意図で
後ろ向きな歌詞を書いたのか
気になるところですね
初めから「いい日旅立ち」のタイトルありきだった
プロデュースを担当した酒井正利さんの
考案でスポンサー企業の「日本旅行」と
「日立」を組み合わせたもので
「いい日旅立ち」というフレーズを
入れるようにという注文付きで
谷村さんは曲作りを依頼されました
百恵さんのキャラクターに寄せて曲を書いた?
これは百恵さんファン目線の勝手な想像になるのですが
谷村さんはキャンペーンのことなどあまり考えず
純粋に百恵さんの雰囲気に似つかわしい
曲に仕上げるためにあのような
後ろ向きな内容の歌にしたのでは?
と思っています
百恵さんはアイドル歌手ですが
作り笑いなど一切しなかったそうですし
媚びたりするようなこともなく
明朗快活な女の子ではなかったと
百恵さんにインタビューしたことのある
音楽評論家さんがLPのライナーノーツに
書いています
完全に百恵さんファンの目線の憶測で
スミマセン…
でも結果として百恵さんにピッタリな
楽曲に仕上がったと私は思います
アイドルがこのような曲を歌っていたことに衝撃
私のような昭和を知らない世代からすると
アイドルがこのような内容の歌を歌うとは
ちょっと信じられなかったですね(笑)
私がリアルタイムで知っているアイドルは
みなさんキャピキャピした感じでしたから(笑)
歌詞も「いい日旅立ち」のように
解釈の余地が残っているような
文学的なものではなく
もっと分かりやすいものでしたから
時代の流れなのでしょうか
百恵さんや明菜さんのような
可愛いけれど陰の魅力もあるアイドルは
昭和という時代が生み出したのでしょうか
編曲を担当した川口真さんのすばらしい仕事
「いい日旅立ち」は歌メロだけだと
ちょっと地味で単調で
それほど起伏があるわけではないです
いいメロディなのは間違いないんですけどね
しかしそのような楽曲を
多くの人に愛される名曲にしたのは
アレンジを担当した川口真さんの
功績も大きいと私は思っています
歌の部分はギターとピアノのしっとりとした
あまり目立たない伴奏にして
歌を引き立てる効果を出していますが
イントロや歌のない部分のアレンジでは
トランペットを大胆に使用した
壮大でドラマチックな演奏が飛び出してきます
「日本のどこかに私を待っている人がいる」
という傷心ながらも希望もある旅立ちに
相応しく聴く人に高揚感を与えてくれます
何かこう、旅行先で出会う広々とした景色が
広がってくるような感じがするといいますか…
この歌あり部分と歌なし部分の強弱の
アレンジは絶品だと思っています
それが曲の大ヒットに一役買ったとも思います
なんてドラマチックな演奏なのでしょう!
何だか一人旅に出たくなります
おっ!私が旅に出たくなるというのは
アレンジの方は旅行のキャンペーンソング
というタイアップに寄せている感じがしますね
それでは最後に谷村さんと
百恵さんのデュエットバージョンを貼って
記事を締めくくります
谷村新司さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます
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