- 南沙織さんの簡単な経歴
- デビュー曲「17才」はエポックメイキング的な曲に!
- 「アイドル」という言葉が生まれるきっかけに!
- デビューから何十年もたった現在も新鮮に映る
- 南沙織さんの楽曲・音楽性の特徴
- 旦那さんは今年亡くなられた篠山紀信さん!
今日は5月15日、沖縄本土復帰記念日にちなみ
沖縄県出身かつ日本歌謡史上で重要な
存在でもある歌手・南沙織さんについて
取り上げたいと思います
南沙織さんは以前に一度だけ
「木枯らしの精」という楽曲を
紹介したことがありましたが
今回はそんな南沙織さんの
全体像といいますか
残した功績や魅力などについて書きます
南沙織さんの簡単な経歴
1954年7月2日に沖縄で生まれました
(今年で古希を迎えました!)
琉球放送の番組でアシスタントを
しているときにスカウトされてすぐに契約!
1971年春に上京するとその年の6月には
早くもデビューしてしまいました
ちなみにこのときは沖縄本土復帰の
約1年前の出来事ですから驚きです!
ちなみに南沙織という名前は
当初「南陽子」となる予定が
作詞家の有馬三恵子さんの提案で
「南沙織」になったそうです
「南」は沖縄=南の島出身というのを
おそらく意識しているのでしょうね
デビュー曲「17才」はエポックメイキング的な曲に!
デビュー曲となった「17才」という歌
1枚のレコードは何と当時の日本の歌謡界に
大きなインパクトを与えることになりました
(「17才」のシングルレコード。B面が「島の伝説」とは沖縄を意識してますね)
それまでのポップス系の歌手は
10代からの支持もありはしましたが
彼女たちの歌はあくまでも大人向けの
歌謡曲だったらしいのです
そこへ小麦色の肌にロングヘアーに
ミニスカートという出で立ちで
沖縄、南の島、海、夏というイメージ
そのまま、等身大の17才の女の子の
心情を歌うというのがまるで
フォーク系シンガーソングライターのような
スタイルであり、かつフィリピン系ハーフ
からくるグラビア・モデル的ルックスも
相まって誕生したのが若者向けアイドル歌手
という以前にはない存在だったのです
「アイドル」という言葉が生まれるきっかけに!
とともに「新三人娘」として売り出され
「アイドル」という言葉も
このとき生まれました
1971年のレコード大賞では新人賞を
受賞しましたが、そのほかの受賞者は
シモンズというようにアイドルだけでは
ありませんでしたが、これが翌年になると
そして1973年には桜田淳子さん
アイドル一辺倒になるのです
山口百恵さんのプロデューサーとしても
知られる酒井正利さんは「南沙織が
生まれなかったかもしれない」とすら
発言しています
まさにこれは南沙織さんが日本のアイドル
歌手第1号であるといっても過言ではないでしょう
ちなみにデビュー曲「17才」は
有馬三恵子・作詞、筒美京平・作曲で製作され
オリコン2位を記録するヒットとなり
紅白歌合戦にも出場しました
このあともしばらく有馬・筒美コンビで
ヒットを重ねていきます
デビューから何十年もたった現在も新鮮に映る
6、7年前に山口百恵さんを聴いてから
すっかり昭和アイドルの虜となった私は
次々と大ファンになりましたから
当然のことながら?アイドル第1号の
南沙織さんのこともチェックしました
後追い世代で楽曲はもちろんのこと
お名前すら知らなかったのですから
動画サイトで見た彼女の姿は
もうデビューから何十年も
経っていましたが新鮮に映りました
小麦色の肌をしているアイドルは
当時はおそらくいなかったですし
話しぶりも大人っぽくて落ち着いていて
これで本当に17歳?噓でしょ?と
百恵さんにも感じた実年齢以上の
精神年齢の高さに驚いたのでした
また小麦色の肌は少年期にリアルタイムで
目撃した影響もあるのか
安室奈美恵さんの存在を思い起こしました
もしかして南沙織さんは
安室奈美恵さんの登場にも影響を及ぼした?
とかそのようなことはあるのでしょうか
それはわかりませんが
当時アラサーおじさんだった
後追い世代の私の目にも南沙織さんは
強烈に焼き付いたのでした
そして下のようなレコードも
集め出したりしました
南沙織さんの楽曲・音楽性の特徴
南沙織さんの楽曲の特徴や音楽性ですが
アコースティックギターの音色を基調とした
涼しげなサウンドで、波の音を取り入れたり
沖縄、南国という彼女のイメージを
意識した音作りが特徴です
(「純潔」や「傷つく世代」のような
エレキギターをゴリゴリに取り入れた
楽曲もありますが)
筒美京平さんが多く手掛けているのですが
ほかの筒美作品とは趣が異なり
歌手によって楽曲を書き分けられる
その器用さ、多彩さには脱帽です
また作詞の面でも南さんに寄せて
書かれたものが多くあり
なかでも上京して友達がいないことを
嘆いた彼女に「ともだち」という
楽曲を作ったりしたこともありました
また南さんは英語が堪能なことから
といった洋楽カバーも多く歌っています
旦那さんは今年亡くなられた篠山紀信さん!
南沙織さんの旦那さんは今年
亡くなられた写真家の篠山紀信さんでした
篠山さんはジョン・レノンさんなど
外国の方も撮影することがありましたが
そのようなときは英語が堪能な南さんを
便利に使っていたなんて話もあります(笑)
しかしもう芸能界をすでに引退されていて
旦那さんを亡くした胸中はわかりませんが
現在もお元気でいることを願います
でも南さんには立派な息子さんがいます
南さんは3人の子どもに恵まれましたが
そのうち次男の輝信(あきのぶ)さんは
俳優さんとして芸能界入りしただけでなく
2022年には新人シナリオコンクールで
最高賞を受賞しました!
これは南さんにとっても誇らしかったと
思います
将来はシナリオ作家としても
活躍されるかもしれませんよ!
というわけで日本のアイドル歌手
南沙織さんのことを紹介してきましたが
最後に例の日本歌謡史上の重要な曲
「17才」の動画を貼ってこの記事を締めます
またこのブログに貼ると
削除されてしまう可能性があるので
載せませんが当時の南さんの
動画をいろいろと見てみてください
ものすごく大人びていてビックリしますから”!
というわけで今回はこの辺で
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