昭和寅次郎の昭和レトロブログ

昭和を知らない世代による昭和レトロ、昭和芸能のブログです!

昭和女優ファイル三船プロ編①竹下景子(後編)~映画に恵まれなくても尊敬したい憧れのマドンナ~

 

竹下景子さん後編

 

 

前編からの続きです

 

shouwatorajirou.com

 

ここでは私が思う竹下景子さんの

魅力を綴っていきたいと思います

 

70年代以降のデビュー組の女優さんのこと

 

このブログでは何度か書いていますが

日本映画の黄金時代は1960年代までで

70年代からはTVや洋画優勢の時代に移り

戦前・戦中・戦後の貧しい激動の時代に

女優さんとして活躍された原節子さんなどは

空襲に遭ったり買い出しに行ったり

大変な世の中を生きてきましたが

女優さんとしてはいまなお世界中で愛される

小津安二郎監督や黒澤明監督の作品に起用されるなど

映画作品には非常に恵まれています

 

この時代以降の女優さんは

日本経済は右肩上がりで豊かになっていきましたが

映画の世界では不運だったと思います

TVドラマやTV番組に出たりする必要が出て

もはや銀幕のスターと呼べるのは

吉永小百合さんくらいではないでしょうか

 

その点竹下景子さんも例外ではなく

前編のプロフィールにも書いたように

映画ではいい企画や竹下さんの魅力を

引き出してくれる作品がなかなかありませんでした

しかし

 

寅さんシリーズのマドンナ役に起用されてよかった!

 

山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズで

寅さんのマドンナ役を3度務められたのは

本当によかったと思います

 

寅さんシリーズは現在もBSで放送され

最近もDVDマガジンが発売されるなど

今なお多くの人に愛される国民的映画ですし

最近では海の向こうでも上映されて

大好評となりました

 

(フランス・パリで寅さんシリーズが受け入れられたことを伝える新聞記事)

 

これで竹下景子さんという女優さんは

国内外で将来もずっと見られ続ける

女優さんとなったのです

 

ある時代にTVドラマに引っ張りだこで

絶大な人気を博しても

特に代表作と言える作品に出会えないまま

マスコミの関心が新しい若い女優さんに移ると

ひっそりと表舞台に出てこなくなる

そのような女優さんもいるのですから

竹下さんは幸運だと思います

 

そしてお年を召してからも

若い女優さんが現れても

TVドラマに起用され続けていることは

それだけの魅力があるのだと思います

 

今でも上品でキレイですものね

 

寅さんシリーズでの竹下景子さんは

本当にステキです

清楚な魅力が寅さん好みの女性という感じで

ピッタリな配役だと思います

 

TVドラマだけでなくクイズ番組でもお茶の間の人気者に!

 

TVドラマは若かりし頃から

現在に至るまで活躍を続けており

大河ドラマは5作

さらに倉本聰さんの「北の国から」や

山田太一さんの作品といった

名脚本家のドラマに出演できたのもよかったですね

 

こうした作品は再放送されたりしますし

北の国から」は特に広く愛された

日本のTVドラマ史上の名作ですから

 

さらにドラマ以外でレギュラー出演した

クイズ番組「クイズダービー」は

当時リアルタイムで見た人の

思い出に深く残っているのも大きいです

 

(新聞の読者アンケートで「クイズダービー」が

もう一度見たいクイズ番組の第1位に選ばれた)

 

上の新聞の読者アンケートで

竹下さんが出演していた「クイズダービー」が

もう一度見たいクイズ番組第1位に選ばれたことが

いかに「クイズダービー」が愛されているかを

物語っています

 

さらに読者の声では

「この番組で竹下景子さんのファンになった」

との声もありますし何よりも

この記事で取材を受けているのが

はらたいらさんではなく竹下さんだということも

竹下さんがお茶の間で人気だったことを

証明していますね

 

そして取材で語っている番組のこと

大橋巨泉さんのことなどは

TVが娯楽の王様となっていた時代の

証言にもなっていて昭和の勉強になります

 

国内外での社会貢献活動にはただただ脱帽

 

前編で触れた震災の詩の朗読会

国連WFPでの親善大使としての活動には

もうただただ脱帽するしかありません

 

食糧不足にあえぐアフリカやアジア地域を訪れ

現地の人たちを支援して

交流する活動というのは本当に立派です

 

竹下さんは助ける側と助けられる側

という立場は簡単に入れ替わるものだから

世界で起きていることは他人事ではなく

自分事としてとらえたいと考えているのだそう

尊敬の念を抱かずにはいられないですね

 

竹下さんくらいのベテランの女優さんは

社会問題への関心が高い方が多い印象があります

 

吉永小百合さんも原爆詩の朗読をされたり

岸恵子さんもさまざまな国を訪れていますよね

 

竹下さんは「クイズダービー」のために

新聞や週刊誌やスポーツ紙を読むなど

勉強熱心で好奇心も旺盛なのでしょうね

 

こういった内面磨きをされていることで

ステキに歳を重ねられるのだと思います

 

 

(雑誌「ゆうゆう」2021年10月号より。グレイヘアがお似合いでキレイですよね~)

 

かつてはお嫁さんにしたい女優No.1だったけれど

 

かつてはお嫁さんにしたい女優No.1と呼ばれ

それを意識してか、いちばん最初に出したレコードは

「結婚してもいいですか」というタイトルで

最初のアルバムの帯にも書かれています

 

 

こんなキレイな女性に「結婚してもいいですか」

なんて言われたら即「はい、結婚してください」

と返答するでしょう(笑)

 

あ、気持ち悪いことを言ってしまってスミマセン…

 

竹下さんの人気絶頂期に私が生きていたら

私も「お嫁さんにしたい」と

思ったかもしれませんね~

 

祝・古希!

 

去る9月15日に竹下さんは

70歳の誕生日を迎えました

おめでとうございます

これからも元気に活躍して欲しいですね

 

さてもうすぐ敬老の日ですが

最後に竹下さんのメッセージを載せて

この記事を締めくくりたいと思います

 

 

参照:

雑誌「ゆうゆう」2021年10月号

 

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こちらは竹下さんの愛読書。この本を参考に足を鍛えているそう

 

下は竹下さんお気に入りのほうじ茶

www.nakagawachaen.com

 

(こちらは竹下さん愛用の鍋島焼の湯のみです)

nabeshimakosengama.stores.jp