昭和寅次郎の昭和レトロブログ

昭和を知らない世代による昭和レトロ、昭和芸能のブログです!

花粉の時期に聴きたくなる!八代亜紀さん「雨の慕情」

 

花粉の時期に「雨の慕情」が聴きたくなる理由

 

花粉症持ちの私は毎年

いまの時期になるとつらくなるのですが

今年は長い花粉症歴のなかで

最もつらい日々を送っております

それくらい今年は飛散量が多いのです

 

そんな花粉の時期になると

毎年聴きたくなる曲があります

それは八代亜紀さんの「雨の慕情」

(1980年)です

雨々ふれふれ~もっと降れ~♪

のフレーズで有名な曲ですね

 

 

でもなぜ花粉の時期にこの曲を?

とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが

雨が降ると花粉が飛ばず

何とも快適に外出できるからです

(コロナ前はノーマスクで

外出できました)

花粉シーズンの雨は私にとっては

これ以上ない恵の雨なのです

 

なので「雨の慕情」を聴きながら

「もっと降ってくれ~」ですとか

「花粉を洗い流してくれ~」という

強い願いを込めます(笑)

 

花粉シーズン以外は聴きづらい…

 

しかしこの大ヒット曲も

現代を生きる私としては

花粉シーズンを除いては

聴きづらい曲となってしまいました

 

というのは梅雨から夏にかけて

毎年日本のどこかしらの地域で

豪雨災害が起きるからです

そんなときに

雨々ふれふれ~もっと降れ~♪

だなんて不謹慎に思えてしまうのです

曲に罪はないのですが…

これも温暖化、気候変動のせいなのでしょうか

しとしと雨というのが

少なくなりましたよね

 

あとは梅雨が空梅雨で

水不足が懸念されるときなどは

この曲を聴きますが

 

振りが真似されるほどの流行歌に!

 

「雨の慕情」は1980年の発売当初は

八代さん自身が考えたという

サビの部分の振り付けが

子どもたちにも真似されるほどの

演歌ファン以外にも支持される

大ヒットになったそうです

 

確か今年BSの歌番組で

伍代夏子さんと長山洋子さんが

「私たちは年齢が近いから

歌の話がすごく合うのよ」

というようなことを仰りながら

ピンクレディーの曲や

「雨の慕情」の振り付けを

真似する場面があり

微笑ましかったです

 

やはり振り付けまで

浸透していた曲なのですね

 

同じくらいの歳だからと

過去のヒット曲の思い出を

共有できるとは

私としては羨ましいですね

 

いまは子どもから大人まで

幅広い年齢層にウケるヒット曲が

なかなか出ない時代になって

しまいましたからねぇ…

 

ネットの発達とともに

音楽の好みが細分化されて

職場などでもみんなの共通の話題として

話しづらくなりました

 

YouTubeなど便利なのはいいのですが

同時に寂しくもなりました

 

昭和世代の方が

何とも羨ましい限りです

 

印象的な振りやダンスはヒットにつながる?

 

昨今はグループ系アーティスト

アイドル全盛時代で

歌って踊る人たちが多いのかな?

(いまの芸能事情に疎いのですが

昨年の紅白出場者の顔ぶれを見て

そういう時代なのかな?と

私が勝手に抱いた印象です)

 

何年か前に「恋ダンス」というのが

流行りましたし

昭和で言えば西城秀樹さんの

「ブーメランストリート」(1977年)

も子どもたちがこぞって振りを真似した

という話を聞いたことがありますし

私の職場でも「ピンクレディー

大人気だったころは学校のクラスで

誰がいちばん早くピンクレディー

新曲の振りを覚えるか競争していた」

なんていうお話を聞きましたし

印象的な「振り」は昭和の時代も

ヒットにつながる要素だったのかな?

と「雨の慕情」の記事を書きながら

ふと思いました

 

テレビの登場以降はそうした

視覚的なインパクトは重要だったのでしょうね

 

偶然?発売時の驚きのエピソード

 

この曲には驚きのエピソードがあります

発売された年の夏は雨の日が多く

記録的な冷夏になったそうなのです!

 

gendai.media

 

4月25日の発売から8月にかけて

降水量が平年を上回ったそうで

お天気キャスターの森田正光さん曰く

当時勤務していた気象協会では

「八代効果」と呼んでいたとか

 

これは単なる偶然だとしても

出来過ぎでしょう(笑)

 

楽曲を聴いてみる

 

昭和の歌を取り上げるときは

いつもならば歌詞を載せますが

今回は載せません

 

雨が降れば好きな人がやってくるから

雨が降って欲しいと願う

女性の心情を歌った曲で

花粉の歌ではないからです(笑)

 

さて楽曲の方ですが

ギターの音色がまるで

一粒一粒の雨のように聴こえますね

フランス製のギターなのだそうですが

効果的に使われていますね

雨模様の情景が浮かんでくるようです

何とも心に沁みる曲ですね

 

ちなみに作詞は阿久悠さんで

作曲は同じく八代亜紀さんの

あの大ヒット曲「舟歌」(1979年)

も手掛けた浜圭介さんです

 


www.youtube.com

 

レコード大賞を受賞!紅白でも大トリ!

 

八代亜紀さんはこの曲で

1980年のレコード大賞を受賞

同年の紅白歌合戦でも大トリを務めたそう

 

記録的な冷夏といい

音楽賞の受賞や紅白など

この年は「八代さんの年」と言っても

過言ではない?のでしょうか

 

あるいは1980年は

松田聖子さんや河合奈保子さんら

新しいアイドル歌手がデビューした

そんな年でもあるので

80年代のアイドル歌手全盛時代の

幕開けの年というイメージの方が

強いでしょうか

 

当時はまだ影も形もなかった私としては

そのあたりはわからないので

なんとも悔しいです

 

今後の研究課題になりそうです

 

最後に

 

今年は花粉の飛散量が例年より

少なくなるそうですが

花粉症になってしまえば

どうしても反応してしまいます

 

「雨の慕情」のように本当に

雨々ふれふれ~♪と願うと同時に今年は

天国に行ってしまった八代さんに

思いを馳せながら聴くことになりそうです