昭和寅次郎の昭和レトロブログ

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シンガーソングライター吉幾三さん!演歌の固定概念を破る稀代の歌手!

 

演歌歌手なのにシンガーソングライターの吉幾三さん!

 

今回は男性演歌歌手ネタです

吉幾三さんについてです

 

 

ということで吉幾三さんですが

お名前は学校時代から存じていました

独特なお名前ですからね

 

しかし昭和好きになって

演歌も聴くようになると

作詞作曲もできる

シンガーソングライターだと知って

驚愕しました!

え!演歌でシンガーソングライター?

 

演歌歌手というと職業作詞家さん

作曲家さんが書いた曲を歌う

アイドルと同じような形態で

歌を歌っていると

思い込んでいましたから

もうビックリです!

 

思い込みや偏見は恐ろしいですね…

吉幾三さんゴメンナサイ!

 

昨年BSで吉幾三さんの

デビュー50周年特番を見ましたら

CMソングを含め

何と500曲以上の自作曲があるのだそう!

すごいですね!

 

しかし吉さんのことをもっと知ると

さらなる驚きが待っていました

 

最初はアイドル歌手としてデビュー!

 

これも先述の特番で知ったのですが

吉さんはデビュー当初は別の芸名で

アイドル歌手として活動されていたのだそう

え!あの吉さんがアイドル?

ただただビックリです(笑)

 

しかし成功しなかったため

吉幾三と改名し路線転換しました

 

コミックソングでブレイク!

 

吉幾三に改名してからは

「俺はぜったい!プレスリー」(1977年)

「俺さ東京さ行ぐだ」(1984年)がヒット!

これらはコミックソング路線で

演歌ではありませんでした

 


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フォークギターの弾き語り

これは演歌歌手の姿では

ないですよね

 

郷土愛に溢れた東北人・吉さん

 

あとは吉さんの歌全体に言えることですが

出身地である青森に対する

愛が感じられる歌詞が

私としては驚かされます

 

大阪出身の方は大阪人であることを

誇りに思っていて方言も直さないですよね

 

私の職場にも大阪出身の方がいますが

関西弁を話し、「標準語」という言葉に

違和感を覚えるのだそう

関東の話し方が「標準」だと

一体だれが決めたんだ!と

思うのだそうです(笑)

 

一方、青森出身の方は標準語を話しますし

あまり出身地のことをアピールしませんでした

 

その点、吉さんが出身地を誇りに

感じて全面に出される点は

ちょっとした驚きでした

 

これほど東北愛をアピールされる方は

いまパッと思いつくところでは

東北弁を大胆に取り入れた

吉里吉里人』なる小説を書いた

山形県出身の井上ひさしさんくらいです

 

私の知識不足かもしれませんが

 

「俺さ東京さ行ぐだ」は日本語ラップの元祖!

 

先述の吉さんの50周年特番で

「俺さ東京さ行ぐだ」は

日本語ラップの元祖だと

紹介されていました

 


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確かにリズムに乗ってセリフを

発していますし

ラップっぽいですよね

 

日本語ラップの元祖ならば

日本の音楽史上重要な曲になりますね!

そして吉さんを単なる演歌歌手として

片づけてしまってよいものかと思います

 

さらに2019年には

全編津軽弁の歌詞によるラップソング

「TSUGARU」を配信!

 


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ラップ歌手のようないで立ちで?

津軽弁でラップする吉さん

長いキャリアを持ちながら

まだまだ斬新なことをされるのに

もう脱帽です!

 

「雪國」で正統派演歌歌手へ

 

1986年に発売された「雪國」は

プロデューサーの千昌夫さんから

「これは売れない」と言われましたが

発売されるや否や大ヒット!

発売後は千さんと抱き合ったのだそう(笑)

 

それから1988年発売の「酒よ」もヒットし

「雪國」と並ぶ吉さんの代表曲となり

カラオケでもよく歌われるそうですね

 

CMソング・アニメソングなどでも活躍!

 

それからリフォームのCMソング

「ドリーム」など

CMソングでも活躍されたことは

昭和世代の方ならお馴染みですよね

 


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私もこの曲は聞き覚えがあります

ただどこでいつ聴いたのかがわかりません

幼いころにでも耳に入ったのでしょうか

 

この曲も演歌ではないですね

爽やかで生き生きとした楽曲で

企業イメージが明るくなりそうですね

 

そしてさらに吉さんはアニメソングも

手掛けていたことがあるのです!

ゲゲゲの鬼太郎」のエンディング曲

「おばけがイクゾー」(1985年)です

 


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私は子どものころ

同アニメを見ていましたが

まさか吉さんが歌っていたとは

まったく意識していませんでした(笑)

 

やはり多彩なシンガーソングライター

才能あふれる方ですね!

そして演歌界では稀有な存在ですね!

 

人柄の魅力➀(謙虚さ)

 

50周年の特番で50年やってきた

心境をを聞かれたときに吉さんは

「周囲の支えてくれた人のおかげ」で

「自分の力ではない」ということを

強調されて語っていたのが印象的でした

 

よく実業家の方などで

自身の成功は「自分の力でやって来た」

というようなことを誇らしげに

語る方がいます

「自助、自助」とさかんに言われていた

政治家さんもいました

 

確かにご自身の努力もあるのかもしれませんが

それだけで成功することなどあり得ません

絶対に周囲の方の支えがあるのです

 

例えば子どものころはどうでしょう?

最初から自分の足で立って歩けますか?

違いますよね?

両親の子育てのおかげで

歩けるようになるまで成長し

大人になるのですよね

 

あとは学校の先生や友達の

影響なども受けます

 

社会に出てからも

周囲の方と協調してお仕事をして

社会人として成長し

立派になっていくのですよね

 

吉さんはそのことをしっかりと

わかってらっしゃいます

セルフカバーアルバムのタイトルからも

謙虚な人柄がにじみ出ています

 

 

「感謝を込めて~あの人が歌ってくれた詩~」

 

これは千昌夫さんや北原ミレイさん

山本譲二さんや藤あや子さん

石川さゆりさんや香西かおりさんなど

名だたる演歌歌手の方たちに提供した曲を

セルフカバーしたアルバムなのですが

「あの人が歌ってくれた」とは

歌手の方々への敬意が込められていて

なんて素敵なタイトルだろうと思います

 

また吉さんの50周年の記念曲は

「頼り頼られ…」という曲

 


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人は頼り頼られながら生きていく

自分の歌手人生もそうっだったという

吉さんの思いが込められた楽曲です

 

吉さん、いい人ですね(涙)

 

人柄の魅力②(面白さ)

 

吉さんは明るく気さくで

ざっくばらんな方で

TVなどで話されるとき

際どい下ネタなども交えて

(でも決して下品ではない)

とても面白いです

 

でも下ネタが危ないと思ったら

自制をかけて「こんなこと言ってたら

もう番組呼んでもらえなくなる!」

などと仰り、それがまた笑いを誘います

 

YouTubeではお酒を飲んで

もっと弾けてトークされています

 

香西かおりさんの公式チャンネルで

香西さんと吉さんと山本譲二さんが

トークされるシリーズの動画が

あるのですが

これが芸能界でも好評だそうで

坂本冬美さんやサザンの桑田さんも

「面白い!」と仰っているそうなのです!

私もお腹抱えて笑っています(笑)

 

あの桑田佳祐さんにもウケるとは

吉さんのキャラクターがいかに

面白いかを物語っていますね

 

ご興味のある方は

ちょっと見てみてください

 


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ということで今回は

演歌歌手の吉幾三さんが

シンガーソングライターと知って

その多彩な楽曲群に驚かされたお話と

すばらしいお人柄について書きました

 

吉さんは世間一般でイメージされる

演歌歌手の固定概念を打ち破る

そんなお方ですが

私はこのブログで昭和の魅力を

発信すると同時に

「演歌はみんな同じ」という

世間のイメージを打ち破りたいです!

(否、そんな野望は持っていません笑)

 

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