昭和寅次郎の昭和レトロブログ

昭和を知らない世代による昭和レトロ、昭和芸能のブログです!

ライブレポート~石川さゆり50周年リサイタル@NHKホール~

 

※ネタバレ注意(コンサートの結末まで触れています)

 

昨年行われた石川さゆりさん50周年リサイタル

 

今年の元旦と最近

BSプレミアムにて

昨年デビュー50周年を迎えた

石川さゆりさんの記念リサイタルが

放送されました

 

大ファンである私は録画していましたが

つい最近になってようやく見ました

 

本当は現地で見たかったですが

仕事の都合などで見に行けず(泣)

DVD化されるまで待つかぁ…と

思っていたところでのTV放送!

NHKさんありがとうございます!

 

NHKさんは紅白などで度々叩かれますが

(受信料を徴収しているため

致し方ないところもありますが)

こういったコンサートの放送などを

やってくれるところはほかの局ではありません

 

昨年は中森明菜さんのEAST LIVEが反響を呼び

数年前は山口百恵さんのラストコンサートを

放送して大好評となりました

 

みなさん

あまりNHKさんを叩きすぎないでくださいね

 

と話が逸れましたが

石川さゆりさんの50周年記念コンサート

感想を綴っていきたいと思います

 

緑のお着物で登場!「風の歌 波の歌」で幕開け

 

50周年記念コンサートは「風の歌 波の歌」

で幕開け!

 

デビューから50年経った今でも

綺麗な歌声が静寂の中会場に響き

「あぁなんて良いお声なんだろう」と

1曲目から引き込まれるとともに

50年間美声を維持しているのは

おそらく天から授かった才能と

日頃からの鍛錬の賜物なのだろうなぁと

しみじみ聴いてしまいました

 

そしてあと気になるのは衣装!

どんなお着物を召されているのか

ということ

 

緑色を基調として縦に竹の木のような

白い模様が入っていて

笹の木のような和風なデザイン

髪の毛につけたお花もきれいで可愛らしく

「あら!竹から出てきたかぐや姫みたい!」

と思ってしまいました(笑)

 

 

次はさゆりさんの秋ソング「能登半島

 

続いて披露されたのはあの「津軽海峡・冬景色

の次に発売されたシングル曲

 

1曲目は2007年発表、「能登半島」は1977年

何と一気に30年間も遡りました!

50年間の曲がたくさん出てくるかと思うと

もうワクワクしてきました!

キャリアの長い方はこんなことが

できてしまうのですね

 

最初のMCから初期曲メドレーへ

 

いよいよ最初のMC!

会場のお客さんへ長い間

声援を送ってもらったことへの

感謝の気持ちを述べ

デビュー曲「かくれんぼ」から

「あいあい傘」のメドレーへ

 

初期の楽曲をメドレーで披露…

というのは山口百恵さんの

ラストコンサートを思い出します

 

百恵さんにしてもさゆりさんにしても

デビュー間もないころの曲には

あまりいい思い出はないのでしょうか

 

さゆりさんの場合は同期の百恵さん

桜田淳子さん、森昌子さんの3人に

大きく水をあけられてしまい

しばらく売れなかったですからね…

 

でもただ単なる時間の都合かもしれません

 

とにかく披露してくれただけで嬉しいです

私はアイドル時代のさゆりさんも好きです

 

このメドレーですごいなと思ったのは

その前の2曲とは歌い方が違うこと!

しかも可愛らしい歌い方で!声で!

50年経っても可愛らしく歌えるなんて

本当にすごいです!

 

続いては私のイチオシ「酔って候」

 

次に披露されたのが「酔って候」

私のお気に入りなので披露された瞬間

思わず声が出そうになりました(笑)

 

エレキも和楽器

さゆりさんのこぶしも入った

元気な演歌なのですが

途中で静かになる箇所もあり

この緩急がいいのです

 

 

ここで衣装替え

白に青の模様が入ったお着物でした

これもきれいです

 

風の盆恋歌

 

続いてはなかにし礼さん作詞の

風の盆恋歌

「言葉数が少なくて難しい歌」と

さゆりさんが語っていた曲

でもサラリと歌ってしまうさゆりさん

流石です

 

民謡「ソーラン節」童謡「ずいずいずっころばし」

端唄「さのさ」

 

続いてはロックなバンドアレンジを施した

「ソーラン節」と「ずいずいずっころばし」

演奏に合わせてノリにノルさゆりさん

客席を煽るのですがコロナ禍のせいで

残念ながらお客さんの反応は手拍子のみ(泣)

でも心の中ではお客さんもノッていた

と私は思います

 

またこの曲では昨年行われた

「きものデザインコンテスト」で

石川さゆり賞」に選ばれた

デザインの着物を着ての歌唱

 

 

さゆりさん約束通り着たのですね!

さゆりさんの優しさも感じました

 

そして江戸時代の音楽である端唄

「さのさ」も披露

こちらは三味線だけでなく

流麗なピアノ演奏にウッドベース

取り入れた現代的なアレンジで

聴かせてくれました

まるでジャズコンサートを聴いている

そんな感覚に陥りました

 

ラッパーと音楽Pとのコラボ「火事と喧嘩は江戸の華」

 

続いては打って変わってラッパーの

KREVAさんと音楽プロデューサーの

亀田誠二さんとのコラボ

「火事と喧嘩は江戸の華」

バンドサウンドに乗せてKREVAさんも

さゆりさんも元気にラップ!

 

こうしたコラボは「X-Cross-」シリーズで

やっているのでファンは特段驚きませんが

そうでない方は驚くでしょうね

 

元気にラップするさゆりさん楽しそうでした!

 

最新&未発売曲「愛されるために君は生まれた」!

 

そのまま先述の3人でのコラボで

最新曲にして未発売の楽曲も披露!

 

綺麗なメロディーラインを

さゆりさんが歌い

その合間にKREVAさんがラップする

ジャンルの垣根を超えた

とても美しい曲でした

 

しかしそれにしても

50年のキャリアの集大成の

コンサートでありながら

また次なる未来のさゆりさんも

お届けするというのは

すごいですね

 

アコースティックコーナーへ突入!

 

斬新なコラボコーナーから今度は

一転してアコースティックコーナーへ!

 

 

披露されたのはそんなコーナーに相応しい

ジャジーな「ウイスキーが、お好きでしょ

椎名林檎さん作曲の「闇夜の心中立て」

さらに「人間模様」「火の国へ」も披露…

したかと思ったら「火の国へ」は

途中からバンド演奏へ!

アコースティックモードに

しっとり酔いしれていたら

まさかの不意打ちでした

 

阿久悠さんの未発表の詞に曲をつけた新曲が!

 

さゆりさんの楽曲に数多くの詞を提供した

あの阿久悠さんの未発表の詞に

メロディをつけた新曲が披露されました!

タイトルは「みち 今もなお夢忘れず」

これには鳥肌が立ちました

ウクライナの楽器「バンドゥーラ」の

音色が印象的でした

 

 

いよいよクライマックスへ

 

50周年コンサートもいよいよ

クライマックスへ突入!

まずは「春夏秋冬」「朝花」

季節感を感じさせる楽曲が続きました

 

そして「天城越え」「津軽海峡・冬景色」!

50周年記念曲「残雪」!

この流れはもう圧巻!としか言いようがなく

ほかに言葉が出てきません

 

歌唱後「さゆりさん50周年おめでとう」の

横断幕を見て感極まるさゆりさん

それを見た私はもらい泣き(笑)

 

しかしさゆりさんは涙を拭って

最後は元気よく「恋しゅうて」で

お客さんが一体となって

幕を閉じました

 

いやぁすばらしいコンサートでした!

 

アイドル曲から正統派演歌から

日本古来の曲の現代風アレンジ曲から

ラッパーとのコラボまで

偏見なくジャンルの垣根を超えて

音を楽しむ「音楽」を体現してきた

さゆりさんの魅力と50年の歩みと未来を

堪能できました

 

これはもうDVDやBlu-rayが出たら

私としては買うしかないですね!

 

ファンの方にしか読んでいただけない

記事かと思いますが

読んでくださった方には

ありがとうといいたいです

 

おわり

 

px.a8.net

 

 

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