昭和寅次郎の昭和レトロブログ

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百恵さんの相手役は東大生と競った!三浦友和さんの魅力と歩み

 

1月28日は三浦友和さんの誕生日!

 

俳優で伝説のアイドル・山口百恵さんの

旦那さんとしても有名な三浦友和さんが

今日28日に誕生日を迎えました!

おめでとうございます!

 

いつまでも百恵さんとお幸せに!

そして息子さんやお孫さんとも

楽しい時間をお過ごしください!

自身の俳優業も頑張ってください!

 

(映画「風立ちぬ」より)

 

ところで百恵さんも今月17日に

誕生日を迎えましたが

誕生祝いは別々に、または

一緒に行うのでしょうか

 

誕生日が近い兄弟は同時に誕生祝いを

やってしまうご家庭もあると

どこかで聞いたことがあるので

ちょっと気になっていたのですが

どうなのでしょうね

 

まぁそれはともかく

本題に入ることといたします

 

俳優・三浦友和さんの魅力

 

ちょっと評論家気取りになって

しまうかもしれませんが

私が思う俳優・友和さんの魅力は

正統派の2枚目であることだと思います

 

友和さんと同じく1970年代から

活躍されたショーケンこと萩原健一さん

水谷豊さんなどは

それまでの俳優さんにはいないタイプの

新しい時代の若者像を体現する

当時としては新しい個性だったと感じます

 

ところが友和さんはお顔立ちといい

どちらかというと旧時代の系譜を継ぐ

昨年亡くなられた石濱朗さんなどに通じる

そんな俳優さんに見えます

 

だから「伊豆の踊子」や「潮騒

絶唱」「春琴抄」といった

過去にも映画化されていた文芸作品の

リメイク作品にピッタリハマったのだと思います

 

これがショーケンや水谷豊さんなら

「あれれ?何だか似合わないなぁ」と

私は思ってしまうでしょう(笑)

 

逆にショーケンの「青春の蹉跌」などを

友和さんが演じる姿が想像できません(笑)

 

やはり役者は適材適所ですね

 

しかし友和さんのアイドル路線

文芸路線、正統派、優等生という

自身の役柄について

うしろめたさがいつも付きまとった

ショーケンさんたちがうらやましかった

などと発言されているのですが

これはないものねだりですねぇ(笑)

 

友和さんは友和さんの個性でいいのに…

 

百恵さんと友和さんの最初の出会いはCM!

 

百恵さんと友和さんの最初の共演は

グリコのお菓子のCMでした

 


www.youtube.com

 

そのときの出会いについて

百恵さんは自著『蒼い時』で

『(前略)挨拶を交わした。「よろしく」

別に笑顔も作らずに彼はその一言だけを

置き去りにした。私は彼に対して

それまで決して出会ったことのない

世界を感じていた』と綴っています

 

百恵さんには最初から友和さんに

何か感じるものがあったのですね!

これは本当に運命的な出会いでしたね!

 

伊豆の踊子」に抜擢されたことが転機に!

 

映画「伊豆の踊子」(1974年)の

企画が出たときには百恵さんは

もうアイドル歌手として

忙しい日々を過ごしていました

もう初めから「百恵さん主演」

ありきでの映画でした

 

片や友和さんの方はTVドラマに

何本か出演した程度で

まだまだスターとは言えない存在でした

 

ところが先述のグリコのCMに

出演していたことから

オーディションに抜擢されました!

 

しかし百恵さんの相手役には

現役東大生も候補に挙がっていて

最終的には東大生と友和さんとの

一騎打ちの争いとなったそう

 

なぜ東大生が?と疑問に思う方も

いるかと思いますが「伊豆の踊子」で

踊り子と親しくなる学生が

現在の東大などの前身となる学校に通う

エリート中のエリートだったということに加え

1974年には東大で「山口百恵を守る会」が

結成され、75年のお正月のCMでは

晴れ着姿の百恵さんと東大生たちが

共演したこともあって

百恵さんが「東大生のアイドル」との

売り出し方をしようという試みが

あったのだそうです

 

最終的に友和さんが役を勝ち取った!

 

一騎打ちとなった現役東大生と

友和さんとの「百恵さんの相手役」争いは

最後までもつれたそう

東宝は宣伝効果を考えて東大生を推しましたが

監督の西川克己さんは演技力を重視し

監督の意向で友和さんに決まったそうです

 

友和さんよかったですね!

と同時に友和さんが抜擢されるように

働きかけてくれた西川監督にも大感謝!

伊豆の踊子」がきっかけで友和さんは

スターへの道を駆け上がりましたし

伊豆の踊子」での共演と成功がなければ

百恵さんとの結婚も実現したかどうか…

本当に感謝感謝です!

 

実際の映画でも友和さんは

エリート学生に見える青年でしたし

大成功と言えるでしょうね

 

(映画「伊豆の踊子より」)

 

(同じく「伊豆の踊子」より

田中絹代さんも吉永小百合さんも演じた有名なラストシーン)

 

その後TVドラマに映画に共演を重ね…

 

その後も文芸映画やTVの「赤いシリーズ」で

百恵さんと友和さんは共演を重ね

名コンビとなったばかりか

2人が結婚し百恵さんが引退した後も

「理想の夫婦」にいつも名を連ねる

そんな存在となったことは

もはや説明不要ではないか?

と思えるほど有名ですよね

 

私はいつしか友和さんのファンにも…

 

私が最初に見た百恵さん・友和さんコンビの

作品は何だったかは忘れましたが

最初は百恵さん目当てで見ていましたが

何作か見て行くうちに友和さんにも

心魅かれるようになりました

 

2枚目で純情そうな好青年でいいなぁと…

 

もし私が女性で異性愛者であったなら

友和さんのような男性を選びたいですね

お顔は2枚目でなくてもいいですが

誠実そうで裏切るようなこともなさそうで

 

百恵さんもいい男性と巡り合えて

友和さんも素敵な女性と巡り合えて

本当によかったですよね

 

いちばん好きな共演作は…

 

私がいちばん好きな2人の共演作は

春琴抄」(1976年)ですね

衝撃的な結末ですが

とても美しい愛の物語で

伊豆の踊子」ではぎこちなさもあった

百恵さんの演技も成熟し

友和さんとも息があっていて…

本当にいい作品です

 

(映画「春琴抄」より)

 

友和さんは好青年から魅力的な中年に

 

百恵さん引退後も俳優さんとして

キャリアを重ねて現在に至る友和さんは

いつしか好青年からカッコいい

魅力的な中年男性になりました

 

作品を見ていて「こんな人が父親だったら」

ですとか「先生だったら」などと

感じます(笑)

 

昨年古希を迎えて神宮球場

野球の試合の始球式をやり

ヤクルトスワローズのマスコットに

「カッコいいです」「70歳に見えません」

などと言われていましたが

本当にその通りで青年時代からずっと

「いい人」オーラをまとったまま

素敵に歳を重ねられていると思います

 

参照:

寺脇研著『昭和アイドル映画の時代』

山口百恵大名鑑』

三浦友和著『被写体』

 

 

 

 

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