昭和寅次郎の昭和レトロブログ

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山に行きたくなるような爽やかで心躍る乙羽信子さんの登山ソング!(8月11日は山の日)

 

登山にぴったりな乙羽信子さんの登山ソング

 

今日は8月11日、山の日にちなんで

登山にピッタリな歌を紹介します

乙羽信子さんの「山小屋(ヒュッテ)で逢おうよ

(1951年)と「山小屋の人気者です!

 

 

 

え!乙羽さんって歌を歌ってたの?と

驚かれる方も多いかと思いますが

それは当然だと思います

私も上のCDが発売されるまで

知らなかったのですから

 

しかし乙羽さんは元ダカラジェンヌ

歌が歌えても不思議ではありません

 

実は1953年の紅白歌合戦

二葉あき子さんや暁テル子さん

笠置シヅ子さんとともに出場した

経験もあるのです!

 

このときの紅白では同じ宝塚出身の

月丘夢路さんも久慈あさみさんも

出演したそうです

意外ですよね!

 

また映画化まで企画された

ヒット曲もあるのです

「初恋椿」’(1953年)という歌で

乙羽さんはこの曲を紅白で歌いました

 


ただ映画化は企画が持ち上がっただけで

実現はしなかったようですけどね

 

どうしてだかはわからないです

 

前置きはこれくらいにしてまず

山小屋(ヒュッテ)で逢おうよ」の話題から

 

歌詞を見てみる

 

サンバレーで 逢おうじゃないか

あの頃の 想い出に

 

峰の処女雪 スキーで越えて

会いに来た日の 青い空

オーヤッホー オーヤッホー

羊 トナカイ 雪割りスミレ

みんなでブラボー 叫んだね

 

夢の白樺 峠の小鳥

春を呼ぶような 風の色

オーヤッホー オーヤッホー

山の恋歌 仲間を呼んで

みんなで輪になり 踊ったね

 

馬車が来る来る 麓の小道

白いジャケツが目にしみる

オーヤッホー オーヤッホー

リンゴ飲んでようか

山小屋(ヒュッテ)で待とうか

みんなでブラボー叫んだね

 

(以下略)

 

もうすぐ春がくる冬の終わりの頃

少し寒いけど爽やかな気候で

青空が広がっている

動物たちもいて自然が美しくて…

というような情景が浮かんでくるようで

また「みんなでブラボー 叫んだね

みんなで輪になり 踊ったね」からは

何やら賑やかで楽し気な様子も

伝わってくるような歌ですね

 

ちなみに「ヒュッテ」とは

ドイツ語で「山小屋」を意味する

言葉だそうです

何だかハイカラ(死語?)ですね(笑)

 

広い大自然のなかで「ヤッホー」と

叫んだらさぞかし気持ちいいでしょうね

 

場所はどこだかわかりませんが

そんな場所で避暑したいですね(笑)

 

楽曲を聴いてみる

 

それでは楽曲を聴いてみましょう

 

 


www.youtube.com

 

イントロから胸が弾むような曲調

登山に行って美味しい空気でも

吸いたいなぁという気分に

させてくれるような感じがしますね

 

オーヤッホー オーヤッホー

 

というフレーズがとても印象的で

耳に残りますし、山の上から

「ヤッホー」ですとか「ブラボー」と

叫びたくります

 

乙羽さんの伸びやかな歌声も心地よく

男性ボーカルが入っていることで

男女揃って仲間で一緒に登山を

楽しみましょう!と誘われている

気にもなります

 

続いて「山小屋の人気者」

 

では続いてもう1曲

山小屋の人気者」を紹介します

 

こちらも山の自然が浮かんでくるような歌詞

 

こちらも山の自然が浮かんでくるような

爽やかな歌詞の世界と楽曲が魅力的です

 

ここでは「ヤッホヤッホ」というフレーズが

出てきて、さらには「えくぼ浮かべて」という

乙羽さんを思わせる言葉も入っています

 

 


www.youtube.com

 

楽曲の方はマヒナスターズでお馴染みの

スチールギターの音色が印象に残ります

 

「山小屋で逢おうよ」の姉妹編という感じですね

どちらも広々とした山の情景が

歌われていて開放的な感じがあって

何とも心地のいい楽曲ですね

 

歌手・乙羽信子についてもう少し

 

歌手・乙羽信子の活動は

1951年から1954年までの間で

30曲以上を吹き込みました

 

その後は歌わなくなってしまい

歌手としての乙羽さんは

忘れられることになってしまったわけですが

それは大映を辞めて新藤兼人監督の

近代映画協会に入ったからでしょう

歌の方は大映が歌手としても

売り出そうと吹き込んだものと思われます

 

CDについて

 

でもそんな忘れられた乙羽さんの歌が

CDとして復刻されて

ありがたいなぁと思うと同時に

昭和にはまだまだいい音楽が

埋もれているんだなぁと

昭和は追求しても追及しても

まだまだ知らないことがたくさんあって

後追い世代としては大変です(笑)

 

個人的には私に好きな作曲家の

吉田正さんの駆け出しのころの

作品も収録されているのも

このCDの魅力ですね

とても貴重です

 

このような埋もれた楽曲が

まだまだあるかと思われますので

最新の音楽ばかりでなく

そうした古い音楽にも

スポットが当たると嬉しいですね

 

というわけで歌手・乙羽信子さんは

いかがだったでしょうか?

意外ですか(笑)

 

乙羽さん以外にも「え!この女優さんも

歌を歌ってたの?」という方が

まだまだいらっしゃるので

また機会があれば紹介したいと思います

 

ところでどうして山の日を

8月にしたのでしょうね

 

この時期では酷暑がつらくて

とても登山気分にはなれないです

 

もうちょっと涼しい時期でもよかったのでは?

と思ってしまいます

 

参照:

CD「昭和の流行歌スターたち 乙羽信子

ライナーノーツ