昭和寅次郎の昭和レトロブログ

昭和を知らない世代による昭和レトロ、昭和芸能のブログです!

【番外編】昭和ブログ的レコード大賞2022

 

ただの自己満足のための記事(笑)

(でも歌の紹介記事にもなる?)

 

私のブログでは昭和の芸能について

自分のためにも読む方のためにもなる

そんな記事を書いていきたいと思っていますが

今回は番外編として

ただの自己満足にしかならない

(でもこんな曲もあるんだ!とか

懐かしい!と感じてくださる方もいるかな?)

そんな記事を書きます

題して「勝手にレコード大賞2022」(笑)

 

レコード大賞といえば

その年に発表された作品や楽曲のなかで

優秀と認められたものに対して

与えられる音楽賞ですね

アメリカのグラミー賞

「その年」の楽曲や作品に与えますよね

 

でもこのブログは昭和芸能の魅力を

発信していくというコンセプトがあります

 

そこでレコード大賞の日に

レコード大賞の体裁をお借りして

昭和に活躍された方の楽曲のなかから

今年2022年の世相を表している

優秀な楽曲を讃えようという試みです

 

また同時に「今年はこんなことがあったなぁ」と

今年を回顧していこうという

そのような記事になります

 

選考基準

 

まずは「昭和ブログ的レコード大賞2022」の

選考対象基準は以下の通りです

 

昭和歌謡、または昭和に活躍した歌手の楽曲

・2022年の世相を反映した楽曲

・レコード、CDの売り上げなどは考慮しない

・シングル曲だけでなくアルバム曲も対象

 

上記の基準をもとに

2022年の「昭和ブログ的レコード大賞」の

優秀作品賞を発表します

 

昭和ブログ的レコード大賞2022 優秀作品賞

1. 石川さゆり「残雪」(2022年)

 

 

この楽曲は今年、石川さゆりさんの

デビュー50周年記念曲として発表されました

作詞・作曲を手がけたのは加藤登紀子さん

コロナ禍を意識して作られたとのことですが

今年起こったウクライナ危機にも通じる

そんな歌詞が胸を打ちます

 

忘れるな故郷を 帰ってくるな二度と

 

1番のサビのフレーズですが

都会で暮らす人々が田舎に帰りたくても

感染を広げてしまう可能性があるため

帰って来るなと言われてしまう

故郷はあたかいばかりの場所ではない

コロナ禍の世相を映し出しています

 

また2番では

 

忘れない故郷を 帰らない二度と

忘れない故郷を 帰れない二度と

 

と歌われるのですが

ロシアからの侵攻から逃れるために

ポーランドなどの近隣の国や

日本にもウクライナの人たちがやってきました

BBCAAR Japanを参照)

 

コロナ禍からウクライナ危機まで

今年の世相を見事に映し出し

また石川さゆりさんの50周年を彩るに相応しい

見事な力作に仕上がっています

 


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2. 美空ひばり「一本の鉛筆」(1974年)

 

 

作詞が映画監督・脚本家の松山善三さん

作曲が映画音楽家の佐藤勝さんという

映画畑の方が手掛けた異色のひばりさんソングにして

私のお気に入りの曲のひとつ

 

横浜大空襲を経験したひばりさん自身にとっても

この曲には特別な思いがあったのではないか

と推測します

 

1本の鉛筆があれば

戦争はいやだと私は書く

 

とストレートに反戦のメッセージを綴った

歌詞が胸に突き刺さります

 


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3. PRINCESS PRINCESS「世界でいちばん熱い夏」

(1987年、1989年再発売)

 

 


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今年の夏は特に暑かったですねぇ…

梅雨明けが観測史上最短の6月27日で

群馬県では6月としては観測史上最高の

40度を超える気温が観測されました

朝日新聞を参照)

 

これはもう「世界でいちばん熱い夏」ならぬ

「世界でいちばん熱い6月」ですね

 

いま思い返しても今年の夏は例年にも増して

つらかったなぁと思います

 

ただ気象庁さんはあとでこっそり?

関東の梅雨明けは実は7月下旬だったと

訂正しましたが(笑)

否、気象庁さんがこっそりしていたというより

マスコミ各社がこの訂正のニュースを

大々的に取り上げなくて

新聞の記事もごく小さかったので

こっそりした感じになってしまった

という印象がしますが

日経を参照)

 

とにもかくにも今年の夏は暑かった!

 

4. 爆風スランプ「45歳の地図」(1989年)

 

1989年発売のアルバム「I.B.W」収録曲で

翌年に「辛口生バージョン」として

シングル化された楽曲

 

この曲は「私の青春を返せ~♪」と

中年サラリーマンの悲哀を歌っていますが

青春を返せ!という気持ちは

今年もコロナ禍で学校行事が中止になった

中高生のみならず

リモート授業ばかりで

いわゆるキャンパスライフを謳歌できなかった

大学生にも通じるものがあります

 

ということでの優秀作品賞選出です

 

タイトルは尾崎豊さんの「17歳の地図」

を意識しているのでしょうか

 


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5. 高田渡「値上げ」(1971年)

 

 

1971年に発表された1stアルバム収録曲

ガリガリ君が値上げした際に

CMソングとして起用されて

反響を呼んだことを記憶されている方も

いらっしゃるのではないでしょうか

 


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いまありとあらゆるものが値上げし

国民の生活を直撃していて

悩ましい問題ですよね…

 

要因は異常気象による食品不足やモノ不足

さらに追い打ちをかけたのが

ロシアによるウクライナ侵攻で

ウクライナからの流通が止まったこと

NHKを参照)

本当に戦争はイヤですねぇ…

 

今年の漢字は「戦」でしたが

やはり戦争への危機感というのが

感じられた1年だったのではないでしょうか

 

昭和60年代生まれで平和ボケしている

私のような人間などは特にそうですね

何かと不穏な1年でした

明るい話題はスポーツくらいでは

なかったでしょうか(笑)

 

さていよいよ

「勝手にレコード大賞2022」の

最優秀作品賞の発表に移りたいと思います

 

昭和ブログ的レコード大賞2022

最優秀作品賞に輝いたのは…

 

高田渡さんの「値上げ」です!

 

石川さゆりさんの「残雪」も

コロナ禍とウクライナ危機という

今年の世相を2つも反映した力作で

また何を隠そう

私自身がさゆりさんの大ファンで

さゆりさんの50周年を彩る作品だっただけに

思い入れもひと際強かったのですが

今年はコロナ禍の3年目ということもあり

国民も政治家の先生方もコロナ慣れして?

強い行動制限などがなくなり

帰省などもできるようになり

歌のメッセージが「今年の世相」

としては少々弱くなった感は否めないです

 

その「今年」という点において

高田渡さんの「値上げ」は

歌詞が値上げはしたくないけれど

「値上げもやむを得ぬ」というフレーズが

各飲食店さんなどの致し方ない事情を表しており

「今年」「2022」年に限ると

軍配が上がるかなという感じがします

 

石川さゆりさんの「残雪」は

コロナ禍が始まった2020年から

今年にかけての世相を反映している感じがしますね

 

というわけで高田渡さん

もう一度受賞曲を歌ってくださいますか?

お願いします(レコード大賞風笑)

 


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さて天国にいる高田渡さん

あなたの楽曲は時代を超えて

私たちの胸に響く歌となって

届いていますよ!

 

それでは「勝手にレコード大賞2022」

この辺で終わりといたします

 

完全に自己満足の記事でしたが

読んでくださった方はありがとうございました