昭和寅次郎の昭和レトロブログ

昭和を知らない世代による昭和レトロ、昭和芸能のブログです!

加山雄三さんが紅白で本当のラストステージへ!デビュー時の記事も紹介!

 

加山雄三さんが紅白で本当のラストステージへ

 

永遠の若大将こと加山雄三さんが

晦日紅白歌合戦で特別枠で出場し

本当のラストステージを迎えます

 

個人的な意見を申し上げますと

正直なところは同番組に

出て欲しくなかったです

理由は放送するTV局が

視聴率を稼ぐために出したいだけでは?

という感じが否めず

利用されているような気さえしてしまうからです

「ラストショー」で最後にしてほしかった

そんな思いがあります

 

紅白をきっかけに昭和の歌に興味を持つ若者もいる!

 

でも一方で若い人たちが加山さんを見て

ファンになってくれる方が少しでも出てくれたら…

と考えると紅白に出演されるのも

悪くないかもしれないとも思います

 

話が加山さんから逸れますが

今年、石川さゆりさんのデビュー50周年記念の

ラジオ特番を聴いたときに

往年のファンからはもちろん

17、8歳くらいの高校生の方からも

さゆりさんに宛てたメッセージが寄せられ

紹介されたときに

さゆりさんのファンになったきっかけは

紅白歌合戦だったというのが

忘れられないのです

 

そうか!お目当ての歌手を見るつもりで

さゆりさんが出てきたときに魅了されたのか!と

若手も中堅もベテランも…

というごった煮の紅白も

若い世代に演歌や歌謡曲の魅力が

伝わることもあるのか!という驚きと

嬉しさで胸がいっぱいになりました

 

もちろんそのような若い方は少数派かもしれませんが

たとえ少数でもそこから少しずつ広がれば

大きくなっていくかもしれません

 

思いは複雑でも加山さん自身がその気なら…

 

とここまで書いてきたように

加山さんが紅白でラストを迎えることに

相反する思いを抱いているのですが

加山さん自身がその気で

やる気に満ちているようですので

ご本人の気持ちを尊重して

応援したいと思います

 

あとは何といっても

共演者の方たちが喜ばれるのではないでしょうか

特に桑田佳祐さんですとか…

憧れの方のラストステージが

見られるわけですから

同じときを過ごすわけですから

それはもう嬉しいことでしょう

 

 

デビューは俳優業だった!(Back to 1960)

 

そんな加山さんですが

シンガーソングライターの先駆けとして

桑田佳祐さんやさだまさしさん、THE ALFEEなど

後輩アーティストに多大な影響を与え

日本の音楽史に多大な功績を残したことは

よく語られるのですが

俳優としての魅力はあまり語られないのが

映画好きでもある私としては

とても残念でならないです

自身が主演の人気シリーズ「若大将」シリーズをはじめ

あの黒澤明監督や成瀬巳喜男監督などの作品でも

存在感のあるいい演技をされています

 

デビュー当時の雑誌記事を紹介!

 

その魅力についてはおいおい取り上げることとして

ここでは紅白でラストを迎える加山さんの

出発点である1960年当時の雑誌記事を紹介します

(雑誌「近代映画」1960年10号より)

 

 

若い!懐かしい!

世代によって感じる印象は違うと思いますが

当時を知らない私にとっては

デビュー時にしてはあまり初々しさを感じさせず

大人っぽさすら感じます

 

「スター登場」という紹介の見出しが

戦前からの大スター俳優の上原謙さんの

ご子息で期待の新人ですよ!ということを

伝えたかったのだ思われます

 

 

お父様の上原謙さんとともに

 

どうやらお父様と自宅の庭のお手入れをしているようです

 

 

加山さんの奥に見えるのは

お母様の小桜葉子さんでしょうか

 

上原謙さんは池を作ったりもされていたんですね!

 

 

上原謙さんの二世」という前置きがあるのが

新人だった当時を物語っていますね

今やもうその前置きは必要のない

ビッグスター、レジェンドになりました

お父様にはなかった音楽という才能で

独自の道でも芸能界を切り開いていきましたから

 

スキーや水泳などのスポーツの才能もすごくて

若大将シリーズのキャラクターそのままですよね

天は二物も三物も与えるんですねぇ

 

ちなみにデビュー作となった映画「男対男」ですが

この映画は三船敏郎さんと池部良さんのW主演で

若大将は頼りない青年の役どころで見せ場はなく

2人の引き立て役と言った位置づけでした

 

あの加山さんですら最初はそのような役から

スタートしたのですね

おそらくホヤホヤの新人でしたから

カメラテスト的な意味合いもあったものと思われます

 

というわけで2022年の大晦日で表舞台から姿を消す

加山さんのデビューした1960年まで

一気にタイムスリップしましたが

いかがでしたでしょうか

 

60年以上芸能界で活躍された加山さん

お疲れさまでした

そしてありがとうございました

華々しい素晴らしいステージで

有終の美を飾ってください!

 

それでは最後に加山さんがラストコンサートや

紅白への意気込みを語った動画を貼って

終わりとさせていただきます

 


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