- 子ども取り違えを扱ったTVドラマ「わが子は他人」
- おおまかなストーリー
- ドラマの感想
- ➀先の読めない展開にドキドキ!
- ②是枝作品とつい比較しながら鑑賞
- ③親がわが子を思う気持ちは変わらない
- ④子どもが可愛くも怖くも見えた
- ⑤過去に親にしてもらったことを思い出した
- ⑥音無美紀子さんにドキドキ!ベタ惚れ(笑)
- 余談:昭和歌謡がいっぱい出てくる!
子ども取り違えを扱ったTVドラマ「わが子は他人」
子どもの取り違えを題材にした
木下恵介アワーのTVドラマ「我が子は他人」
(1974年)をBS松竹東急チャンネルで見ました
(木下恵介監督)
子どもの取り違えを題材にした作品というと
(2013年)が記憶に新しいですが
あの映画とは時代の違いなどがあって
同じ題材でも違った作品になっていて
興味深かったです
ドラマのシーンの画像が見たい方は
以下のサイトをご参照ください
それでは本題に移ります
おおまかなストーリー
一郎という息子と浪人生の隆と
祖母がいて何不自由ない幸せな
夫婦生活を送っていた福山夫婦
そんなある日、隆が血液型の本を読んで
「A型とO型の夫婦からはB型の子は
生まれない」という記述を読んで疑問に思う
福山夫婦はA型とO型なのに
息子の一郎はB型なのだ
夫婦は血液検査が間違っていたのだと思い
病院で夫婦と息子の血液を再度
検査するのだが結果は同じだった
これを受けて子どもの取り違えを疑い
病院が調査した結果、和泉夫婦
(夫・杉浦直樹、妻・林美智子)の
子ども・晃が福山夫婦の本当の
子どもだとわかる
両夫婦は6年間育ててきた子どもが
実は他人の子どもだったとわかって
動揺し、葛藤する
福山夫婦と和泉夫婦は病院で対面する
それから今後、子どもを交換することなど
話し合っていくうちに、和泉夫婦が
お互いに親戚づきあいをしようと
提案し、これに福山夫婦も同意する
そうしていくうちに一郎と晃が
仲良しになり、夏休みになると
子どもたち自ら一郎は和泉夫婦の家で
晃は福山夫婦のもとで過ごそうと言い出し
一時的な交換のようなことが始まる
交換するのか、どうなのか
親戚づきあいはお互いの夫婦にとって
果たして上手くいくのだろうか
ドラマの感想
➀先の読めない展開にドキドキ!
取り違え発覚後、2組の夫婦は
どのような解決策を模索するのかな?
交換するのかな?と思いきや
「親戚づきあい」を始めるという
予想もしないことを始めたりして
先の読めない展開の連続で
毎回ドキドキしながら見てしまいました
②是枝作品とつい比較しながら鑑賞
私は是枝監督の映画「そして父になる」と
どうしても比較しながら見てしまいました
同じ題材を扱っていますからね
そこで思ったのはやはり作られた時代の
違いというのが出ていたということです
是枝作品では福山雅治さん演じる夫は
高級マンションに住み、高級車に乗る
嫌味なエリートを演じていて
一方のリリー・フランキーさんは
町の電気屋さんを営む庶民的な家庭で
2つの対照的な家庭の「格差」というのが
出ていましたが、「わが子は他人」の方は
作られたのが70年代ということで
日本が一億総中流だった時代ですから
両家庭に格差を感じさせるものは特になく
違いは教育の仕方、躾の違いくらいでした
③親がわが子を思う気持ちは変わらない
しかし時代が変わっても是枝作品と
全く変わらないことがありました
それは親が子どもを思う気持ちです
6年間育ててきたわが子が
実は他人の子どもだったと知ったときの
計り知れないショックで動揺し
葛藤する姿は何も違いがありませんでした
これは何年経とうとも
また過去に何千年遡っても
変わることのない人間の心理でしょうね
④子どもが可愛くも怖くも見えた
福山夫婦と和泉夫婦が交流を
重ねていくうちに、子どもたちは
敏感な心で明らかに何かを感じ取っており
一体どこまで把握しているのかが
大人たちにはわからず
少し得体の知れない存在にも見えて
怖さすら感じました
また子どもたちの思いもよらない
行動などに動揺し、大人たちはそれに
振り回されている感じがしました
子どもは単に可愛くて無邪気な
存在というだけではない
大人と同様に複雑さを持った
人間だということを思い知らされました
(ちなみに私はいい歳をしていまだに
未婚で子なしです泣)
⑤過去に親にしてもらったことを思い出した
福山夫婦と和泉夫婦は親戚づきあいで
子どもたちと一緒に動物園に行ったり
遊園地に行ったりして遊ぶのですが
過去に自分も小さいころは親に
同じようなことをしてもらったなぁと
幼少期のことを思い出して
いろいろと楽しませてくれたことへの
感謝の気持ちが芽生えました
しかし私の方はというと
ずっと独身で孫の顔も見せてあげられず
両親は同世代から「お宅のお子さん孫はまだ?」
なんて聞かれたりしてつらい思いを何度か
したらしく、本当にただただ申し訳ないですね…
⑥音無美紀子さんにドキドキ!ベタ惚れ(笑)
福山夫婦の妻を演じる音無美紀子さんの
美しさに年甲斐もなくドキドキして
しまいました(笑)
お出かけするときに
おめかしで着る緑の襟付きワンピ姿の
眩しさと言ったら!
また青いロングスカート姿と
青い水着姿を見たときに
胸がギュッと締め付けられるような
そんな感覚に陥りました
このような感覚に初めて襲われたのは
小学生中学年のときです
もうすぐアラフォーの領域に
足を踏み入れようとしているというのに
まだそんな風に女性に心ときめかすなんて
まだ精神年齢が少年のままなのでは?
と自分で自分に呆れてしまいました
はぁ…
ブログネームの通りに
私はまるで寅さんのように
女性に惚れっぽくて困ってしまいます(笑)
余談:昭和歌謡がいっぱい出てくる!
ドラマのなかでは子どもたちがつける
TV画面から昭和歌謡がいっぱい聞こえてきます
フィンガー5の「学園天国」や
西城秀樹さんの歌まで出てきました!
これには博士ちゃんという番組に出てきた
昭和歌謡好きの若い方は思わず
嬉しくなってしまうのではないでしょうか
昭和歌謡ブームというのは聞きますが
昭和映画ブームというのは聞かないので
若い方にも昭和の映画やTVドラマの
魅力に触れて欲しいなぁと思っています
というわけで感想はここまでです
今月は映画紹介でも子どもネタを書き
子どものいない私ができるのかと
思いながらの作業でしたが
きちんと書けていることを願います