昭和寅次郎の昭和レトロブログ

昭和を知らない世代による昭和レトロ、昭和芸能のブログです!

昭和女優ファイル日活編➀和泉雅子(後編)~性格は三枚目なのに美人という異色の女優~

 

それでは前編に続き

今度は私が思う和泉雅子さんの魅力を

綴っていきたいと思います

 

和泉雅子さんの魅力(女優として)

 

 

喜劇俳優志望だったのに美人過ぎた異色の女優

 

和泉雅子さんの魅力は何といっても

性格は3枚目なのに見た目は美人という

なかなかお目にかかれない個性を

持っているところだと思います

 

代表作は「非行少女」とされていて

確かに演技賞もののすばらしい演技なのですが

マコちゃんならではの魅力が

発揮されているのは「若草物語」(1964年)

なのではないかと思っています

 

この映画は四姉妹映画なのですが

長女・芦川いづみさん、次女・浅丘ルリ子さん

三女・吉永小百合さん、四女がマコちゃんという

ものすごい豪華キャストなのですが

小百合さんとの性格の差別化のためと思われますが

四女のマコちゃんは可愛いのですが

駄々っ子でドジをするコミカルな演技を

見せています

実際のマコちゃんの性格に近い役柄だと思います

 

日活三人娘のなかでいちばんの演技派?

 

マコちゃんは吉永小百合さんと

松原智恵子さんとともに「日活三人娘」と呼ばれ

みなさんそれぞれの個性で人気を博しましたが

私は演技面ではマコちゃんがトップなのでは?

と思っています

 

「非行少女」のような難しい役柄

若草物語」のような素に近い演技

絶唱」(1966年)や

「北国の街」(1965年)のような

もの静かな清楚な女性の役まで

実に幅広い演技を見せています

 

このようなことを書くと

サユリストの方やチーコさんのファンの方に

怒られてしまうかもしれませんが

私はチーコさんの大ファンでもあるので

どうか怒らないでください(笑)

 

寅さんシリーズで渥美清さんとの共演を見てみたかった!

 

マコちゃんの3枚目の性格や演技を見るにつけ

私のなかで「男はつらいよ」シリーズで

寅さんこと渥美清さんとの共演が

見てみたかったなぁという思いが

こみ上げるようになりました

 

マドンナ役もできないことはないでしょうが

それ以上に旅先で出会った元気な女の子の役で

寅さんとの軽妙なやりとりをやってみせる

それが実現してしていたら場内は

大爆笑に包まれただろうなぁと

空想せずにはいられません

 

あの世界のクロサワも目を付けた!

 

マコちゃんは実はあの世界のクロサワこと

黒澤明監督からオファーを受けていたことが

あったのです!

 

椿三十郎」(1962年)で

加山雄三さんの恋人役でのオファーでしたが

日活が「貸し出すことはできない」と断り

マコちゃんがやる予定だった役は

団令子さんが務めました

 

あのクロサワさんから目を付けられるとは

すごいですよね!

鈴木清順監督も高く買っていたといいますし

天才にはすごい人がわかるのでしょうね

 

和泉雅子さんの魅力(女性として)

 

三枚目で底抜けの明るさが羨ましい

 

マコちゃんの魅力は若かりし頃の美人ぶりも

もちろんですが底抜けの明るさと

三枚目のキャラクターで面白い性格が

地味でマジメで面白くない私としては

羨ましい限りです

 

でも羨ましく思っているのは私だけではなく

何とあの吉永小百合さんも同じなのです!

 

日活時代は撮影の合間に小百合さんは

勉強道具を持ってきてせっせと勉強に励む間

マコちゃんは小百合さんの母親の前で

踊って見せたりなぞなぞを出したりして

よく笑わせていたのだそうです

 

小百合さんには三枚目の要素はないですからね

 

で、マコちゃんの方は小百合さんみたいな女性に

なりたかったと仰っているのです(笑)

 

お二人ともそれぞれの人間性が魅力的で

普通の人が持っていない

すばらしいものをお持ちなのに

お互いに羨ましがっているとは

人間はやはりないものねだりの生き物ですね

 

思いついたら即行動に移す行動力と積極性

 

前編のプロフィールでも触れましたが

子役オーディションに応募したことも

北極探検に挑戦したことも

思いついてから即行動に出ているのです

マコちゃんにはどうしようかな?

と迷うことがまったくないのです

 

北極探検のときには

「どうして女優が北極を目指すのか?」と

何度も聞かれてうんざりしたそうですが

そうした声に屈することもないのです

 

日本人には人が何かしようとすると

「その年齢からでは無理だよ」などと

足を引っ張ったり諦めさせる方向に

持って行ってしまう方が結構いらっしゃいます

私も経験があります

 

そうしたネガティブな声を聞いて

新しいことに挑戦することに

二の足を踏んでしまったことのある方には

マコちゃんの生き方が参考になるのではないでしょうか

 

(マコちゃんの著書より北極の光景

猛暑続きのいま少しは涼しさを感じられるでしょうか笑)

 

日本舞踊に小唄、長唄など芸ごともたくさん習得!

 

マコちゃんは北極探検だけでなく

さまざまな芸ごとにもチャレンジされて

見事に習得されています

 

日本舞踊は若柳流名取、小唄は三升流名取

長唄は日吉流名取、さらに藤舎流の鼓もやっていました

 

これらは日活退社後にTVや舞台の仕事の合間に

習得されたのだそうです

 

すごい芸達者なのです!

 

趣味はもっぱらアウトドア?

 

趣味は登山や父の影響で

よく釣りをしていたようです

 

 

お年を召されたいまは写経や塗り絵などを

やっているそうです

 

ということでここまで前後編にわたって

和泉雅子さんについてかいてきたのですが

そんなマコちゃんは7月31日に誕生日を迎えます!

おめでとうございます!

 

いつまでもお元気で!

 

ということで最後にマコちゃんがかつて出演していた

CMの動画を貼って締めくくります

 


www.youtube.com

 

なお記事の作成にあたって参照したのは

 

キネマ旬報社『日本映画俳優全集・女優編』

和泉雅子著『私(マコ)だけの北極点』

 

の書籍とマコちゃんのトークショーです

 

このようなトークショーです

(どのトークショーなのかは

私の居住地区がわかってしまうため言及できません)

www.kurobane.biz

 

 

高品質な照明器具の研究開発、生産と販売をするオーライト
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
自社開発で、意匠特許と実用新案特許をたくさん取得した。
毎月に新作を売り出す 多種類のライトを扱っている。
アウトドア活動、日常生活、狩猟、防災などの分野で活躍!
手に馴染む握り心地を提供出来るデザインを採用している。色は多色選択可能。

https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3TDBNH+1GE60I+4KHY+61C2R