昭和寅次郎の昭和レトロブログ

昭和を知らない世代による昭和レトロ、昭和芸能のブログです!

受験や就活にピッタリ?な応援歌!坂本冬美さん「風に立つ」

 

受験シーズンや就活の面接に挑むときにピッタリ?

 

これから大学共通テストが実施され

受験シーズン真っ只中!

これから高校入試も控えていますね!

 

また新卒の方の就職活動もボチボチ

始まっているのかな?

 

それから転職活動をされる方も

いらっしゃることでしょう

 

私は何回か転職をしていて

転職するときは1月から3月が

いちばん求人が出やすいとの情報から

1月から始めていましたね

いま働いている職場も1月から始めて

採用に至りました

 

そのような受験や就職といった

人生の大事な局面で

背中を押してくれる曲を

今日は紹介したいと思います

坂本冬美さんの「風に立つ」(1999年)です

 

 

演歌は敬遠されるジャンルだけれども…

 

えっ!坂本冬美さん?演歌かよ…

演歌は嫌いなんだよなぁ

 

という演歌を嫌いな方は多く

記事タイトルを見ただけで

スルーしてしまった方もいるでしょう

でもそれをわかって取り上げて書いています

 

なぜ取り上げるかというと

好きなことを好きなように書きたいから

 

平成にヒット曲を連発した

某シンガーソングライターも

かつて歌っていましたよね?

「好きなものを好きと言える気持ち

抱きしめていたい~♪」と

そういう思いもあります

 

あとは昨年石川さゆりさんのラジオ番組で

高校生のファンからのメッセージがあり

「演歌や歌謡曲の好きな人が周りにいない

どうやって魅力を伝えられますか?」と

さゆりさんに質問されていて

演歌が好きな高校生もいるのか!

ならば私も魅力を伝えたい!

と勇気をもらったこともあります

 

食わず嫌いはせずに聴いてみませんか?

今は魅力がわからなくても

歳を重ねてからわかる場合もあります

どうでしょう?

 

前置きが長くなりすぎてしまいましたね…

本題に入ります

 

「風に立つ」とはどのような曲?

 

「風に立つ」は坂本冬美さんが1999年に

発表したシングル曲で

作詞はたかたかしさん、作曲は弦哲也さん

 

歌詞は前述のように背中を押してくれる

そんな言葉が並ぶいわば応援歌

 

曲の方はピアノの演奏が美しくも

壮大な仕上がりになっており

冬美さんの歌唱もそこまで

こぶしが回っているど演歌ではなく

ソフトな部類に入ります

 

ストレートな応援歌

 

では歌詞を紹介します

 

青嵐(せいらん)に吹かれて

胸を張る日もあれば

雨風にたたかれて

頭(こうべ)をたれるときもある

人はこの世に生きてあるかぎり

山坂千里の九十九(つづら)折り

そうさ、人生やるっきゃないさ

 

朔風(さくふう)が吹いても

向かい風吹こうとも

たじろがずくじけずに

前だけ見つめ行くがいい

泥にまみれて涙ながしても

こころに錦の華をもて

そうさ、人生やるっきゃないさ

 

うつりゆく時代の 波風にのまれても

騒がずに嘆かずに 最善つくし立ち向かえ

ままにならない 茨道なれど

それでも行かねばならぬ道

そうさ、人生やるっきゃないさ

そうさ、人生やるっきゃないさ

 

動画も貼っておきます

 


www.youtube.com

 

人生はやるっきゃない!

 

青嵐(せいらん)だとか

朔風(さくふう)だとか

普段の会話で出てこない言葉があるのも

演歌が敬遠される要因なのかしら?

嗚呼…

 

という愚痴は置いておきまして

私のいちばんのお気に入りの箇所は

そうさ、人生やるっきゃないさ

というフレーズです

 

私は転職活動をしているときに

繰り返しこの曲を聴いたのですが

就活でいちばん緊張する面接は

対策を立てて練習をしたら

あとはもう本番でそれこそ

「やるっきゃない」ですよね

当たって砕けろ!という感じで(笑)

 

受験も同じですよね

勉強をやるだけやったら

あとは本番で努力してきたことを

解答用紙に反映させるだけ

「やるっきゃない」ですよね!

 

あとは歌詞全体を見渡してみると

少々言葉がお固いだけで

ストレートな応援歌になっていますよね

 

しかし当時冬美さんはつらい境遇にあった

 

坂本冬美さんはこの曲について

自著の『坂本冬美のモゴモゴモゴ』で

聴いてくださる皆様への

応援歌であると同時に

私自身への応援歌」と書いています

 

 

当時冬美さんは事故でお父様を亡くされ

精神的に苦しんでいたそうです

 

そんな冬美さんに作詞家のたかたかしさんは

冬美、人生いろいろあるけど

前を向いてやるっきゃないんだよ」と

言葉をかけてくださったのだそう

 

頑張れ!と押し付ける歌ではない!

 

とここまで書いてきたところで

この曲は「頑張れ」と頑張ることを押し付ける

そのような歌に思われるかもしれませんが

実はそうではないのです

 

この「風に立つ」を発表した当初は

やはり精神的につらく

この歌を心を込めて歌うことができず

たかたかしさんの言葉や

レコード会社の期待にも応えられなくて

そのうえ病気で入院したり持病が悪化したり

といった状態だったそうです

 

そしてデビュー15周年を迎えたときに

冬美さんは歌手活動を休止します

 

冬美さんは自著で次のように綴っています

逃げてもいい。挫けたっていい。

立ち上がれないほどボロボロになったら

もうそれ以上、頑張らなくっていい」と

 

本当に冬美さんの仰る通りだと思います

受験も就活もボロボロになるほどは

やらなくていいと思います

「人生やるっきゃない」というのは

心身ともに健康で努力された方が

不安と緊張を乗り越えるために

考えることだと思います

 

私自身、受験は頑張れましたが

就活の方は新卒のときは

途中でドロップアウトしました

最初に就職した職場は

新卒向けの求人ではなく

「未経験者可」と書かれていたもので

中途採用のようなものでした

 

一度ドロップアウトして

でも「やるっきゃない!」という

心境に達したときに就活をして

お仕事を得ることができたのです

 

なので冬美さんの言葉が

私にはすごく心に沁みます

 

でも逃げるのは努力してから

 

でも「逃げてもいい」とは言っても

最初から何も努力もせずに逃げるのは

よくないですよ(笑)

 

大きな壁が目の前に立ちはだかったときに

何もせずに逃げた人と

頑張って挑んだ人とでは

人生で大きな差が出ると思います

 

頑張って結果が出れば達成感や

自信が湧いてきますし

失敗してもそこから学べることがあります

 

そう、努力すればどちらに転んでも

人生の大きな糧となるのです

 

私は最初の就職は採用はされても

5年で退職を余儀なくされ

結局は失敗に終わりました

就活の失敗ではなく

仕事選び、職場選びに失敗したのです

 

そこで何がいけなかったのか

ということを真剣に考え

今では自分にあったお仕事ができています

 

お話を冬美さんに戻しますが

「風に立つ」の発表当初は

つらい思いをされていたけれども

休養後に復帰してからは

この曲は冬美さんにとって大切な曲となり

コンサートの最後に歌われるようになりました

めでたしめでたし

 

というわけで今回は何かと敬遠されがちな

演歌を取り上げた上に

冬美さんのお言葉をお借りしながら

少々お説教じみたお話をしてしまいました

 

こんな記事で大丈夫かなぁ(笑)

と思うと同時に

演歌を取り上げた記事なのに

読んでくださった方には

心からお礼を言いたいです

 

それから受験や就活など

何か「やるっきゃない」状況に置かれている方

皆さん頑張ってください!

 

(2023年2月18日追記)

 

東大生が選んだ受験直前応援ソング!

なる記事が出てきました

 

toyokeizai.net

若手アーティストの楽曲が多いなか

中島みゆきさんの「ファイト!」が

異彩を放っていますね!

 

いい歌はどの世代にも響くのですね

 

px.a8.net